ちがいをちからに変える街。渋谷区

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一生に一度の晴れ舞台をかけがえのない思い出に。

令和7年(2025年)12月1日号

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1月12日に開催される「はたちのつどい」の企画・運営を担う実行委員とはたちのメッセージ発表者の皆さんに、現在の活動内容や式典に込めた思いについて伺いました。

秋山さん「全員が楽しめる式典になること間違いなしです。」
令和8年はたちのつどい 実行委員長 秋山愛美(あきやまあみ)さん
禾本さん「同世代の皆さんの心を打つような企画を準備しています。」
令和8年はたちのつどい 副実行委員長 禾本稀音(のぎもとまおと)さん
江島さん「20歳の節目を迎えるにあたっての思いや決意を自分の言葉で届けます。」
令和8年はたちのつどい はたちのメッセージ発表者 江島瑛人(えじまえいと)さん

はたちのつどい

「はたちのつどい(旧名称:新成人を祝う会)」は、渋谷区で20歳を迎える人に、責任ある大人としての自覚を促すとともに、その門出を祝福する区主催の式典です。記念講演やスペシャルゲストによるステージのほか、はたちのメッセージ発表者によるスピーチが行われます。毎年、対象者と同年代の実行委員が、当日の司会進行や記念品の選定、パンフレットの作成など、式典全体を主体的に企画・運営しています。

生まれ育った街・渋谷とのつながりを深めるために

自己紹介をお願いします。

秋山:令和8年「はたちのつどい」の実行委員長を務める秋山愛美です。渋谷区で生まれ育ち、中学校と高校の探究学習では6年間、「私の住む街・渋谷区」をテーマに文化や社会問題について研究してきました。
禾本:副実行委員長を務める禾本稀音です。幼い頃は何度か引っ越しをしましたが、渋谷区は最も長く暮らした街で、自分にとって特に愛着のある場所です。
江島:はたちのメッセージ発表を担当する江島瑛人です。小学2年生から渋谷区に住んでいます。現在は区内の大学に通いながら、子ども食堂などの活動にも取り組んでいます。

「はたちのつどい」の実行委員や、はたちのメッセージ発表者に応募しようと思った理由を教えてください。

秋山:渋谷区をテーマに研究を続ける中で、自分を育ててくれたこの街に何か還元したいという思いが強くなりました。その気持ちを形にするために、実行委員に応募しました。
禾本:区外の学校に通っていたため、渋谷区に住んでいながらも同世代とのつながりがほとんどありませんでした。実行委員として主体的に関わることで、地域や同世代とのつながりを深めたいと考え、応募しました。
江島:来年の春からインドとネパールに1年間留学する予定です。その前に、「20歳」という節目を渋谷区で迎えるにあたって、思い出をつくるとともに、留学や将来に向けた決意を形にしたいと思い、はたちのメッセージ発表者に応募しました。

同世代の皆さんに喜んでもらえる式典にしたい

「はたちのつどい」に向けて、現在どのような準備を進めていますか?

禾本:月に1回、企画会議を開き、広報や記念品などの担当に分かれて準備を進めています。私は副実行委員長として、委員全体のサポートと事務局との調整役を担っています。当日、実行委員は司会進行に加え、ステージ企画の運営も担当するため、その準備も並行して進めています。
秋山:令和8年の記念品は、実行委員全員で話し合った結果、「名刺入れ」に決定しました。社会人になって同じ名刺入れを持っている人と出会った際に、共通点から自然に会話が生まれるきっかけになってほしいと思っています。
江島:はたちのメッセージの原稿は夏から書き始め、区ともやりとりを重ねながら、ようやく10月に完成しました。今後は読み上げの練習を行い、当日はなるべく原稿を見ずに、自分の言葉でしっかりと届けたいです。

これまでの活動の中で印象に残ったことや、やりがいを感じたことを教えてください。

禾本:実行委員会のメンバーとの出会いが何より印象的です。参加前は不安もありましたが、さまざまな個性や考え方を持ちながらも「同世代の皆さんに喜んでもらいたい」という思いを共有し、共に準備を進める中で、次第に信頼関係が深まってきました。式典が少しずつ形になっていくことに大きな喜びを感じています。
秋山:最初は少しぎこちない雰囲気もありましたが、会議を重ねるうちにメンバーとの距離が近づき、場がどんどん明るくなっていくのを感じています。全員が自由に意見を言えるような雰囲気づくりを大切にしているので、話し合いの結果、全員が納得できる案にまとまった時は大きなやりがいを感じます。

はたちのメッセージの原稿を準備する中で意識したことや苦労したことはありますか?

江島:何を伝えたいか考えた時、渋谷区基本構想の未来像として掲げられている「ちがいを ちからに 変える街。」という言葉が思い浮かびました。私自身、渋谷区で育つ中でその言葉に共感することがとても多かったからです。実際に原稿を書いてみると、自分の体験に偏り過ぎてしまう部分もあり、何度も書き直しました。自分らしさを大切にしつつも、多くの人の心に届くメッセージになるよう意識しました。

「はたちのつどい」の魅力や楽しみにしている点を教えてください。

禾本:「はたちのつどい」は一生に一度の晴れ舞台であると同時に、区全体で行う大規模な同窓会のような側面もある点が最大の魅力だと思います。久しぶりに再会する友人と互いの近況などを語り合える特別な日に向けて、記念品や同世代の皆さんの心を打つような多彩な企画など随所に私たちの思いを込めています。「参加して良かった」と感じてもらえるような式典になると確信しています。
秋山:実行委員会には個性豊かなメンバーが集まっていて、会議のたびに新しいアイデアが生まれています。メンバーの意見を大切にしながら、同世代の皆さんに楽しんでもらえる式典を実現したいです。

渋谷で育ったからこそ、多様な意見を大切にできるように

20歳の節目を迎えるにあたっての思いや決意を教えてください。

禾本:これまでは学生として、また親に守られる立場として、社会とは少し距離を置いて物事を見ていたように感じます。20歳を迎え、これからは社会の一員として、自覚を持って行動していかなければならないと強く思うようになりました。
江島:これまで大切にしてきた「他者との違いを力に変える」という考え方を、留学先などでも自分の行動で示せる人になりたいと思っています。
秋山:たとえ嫌なことがあっても、考え方次第で前向きに捉え、成長につなげられるようになったのは、渋谷区での学びや経験のおかげだと感じています。これからも自分なりの視点を大切にしながら成長していきたいです。

これから挑戦したいことや将来の目標を教えてください。

江島:さまざまなことに積極的に挑戦し、社会をより良い方向へ変えられるような活動をしたいと考えています。また、渋谷区でお世話になった先生や友人、家族など、身近な人たちに恩返しをしていきたいです。
秋山:昔から人を楽しませることが好きなので、多くの人に笑顔を届けられる存在になりたいです。まずは自分自身が楽しむことを大切にし、この実行委員会でも明るい雰囲気をつくっていきたいです。
禾本:大学や実行委員会で、多様なメンバーと意見を交わす中で、個々の意見を尊重しながら合意形成する難しさとやりがいを感じました。将来は、こうした経験と大学で学んでいる法律の知識を生かせる仕事に就きたいです。

区民の皆さんにメッセージをお願いします。

江島:これまで関わってきた実行委員をはじめとした関係者の皆さんや、初めて出会う同世代の皆さんと一緒に節目の日を迎えられることを楽しみにしています!
禾本:渋谷区で迎える一生に一度の式典を、20歳を迎える皆さんにとってかけがえのない思い出にできるよう、心を込めて準備を進めています。会場で皆さんにお会いできるのを心から楽しみにしています。
秋山:私たちがつくり上げる「はたちのつどい」は、誰も取り残されることなく、全員が楽しめる式典になること間違いなしです。ぜひ、ご期待ください!

「渋谷のラジオ」で放送中!

秋山さん、禾本さん、江島さんへのインビューは12月2日・9日に「渋谷の星」で放送します。
渋谷のラジオ87.6MHz(外部サイト)

令和8年はたちのつどい

日時

1月12日(月曜日・祝日)13時30分~15時(受け付けは12時30分〜)

会場

LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

対象

区内在住で平成17年4月2日~平成18年4月1日生まれの人

持ち物

案内状、スマートフォン
(注)式典の内容など詳しくは、渋谷区ポータルの令和8年はたちのつどいは、令和8年1月12日(月曜日・祝日)に開催しますのページを確認してください。

問い合わせ

子ども青少年課 子ども青少年育成係 電話:03-3463-2578 FAX:03-5458-4942

壇上にあがるはたちのつどい代表の皆さん
令和7年の式典の様子