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チーム全員でボールをつなぎ、勝利をつかむ。

令和6年(2024年)5月15日号

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発足以来、渋谷区を拠点に活動し、高い人気を博すプロバレーボールチーム「東京グレートベアーズ」の皆さんに、競技の魅力やチームの強みなどについて伺いました。

東京グレートベアーズ

令和4(2022)年6月に発足した、渋谷区を本拠地に活動するプロバレーボールチーム。同年6月に渋谷区とホームタウン連携協定を締結。令和6(2024)年3月3日に開催された試合では、国内バレーボールリーグ「V.LEAGUE MEN」での入場者数最多新記録(8,749人)を樹立し、ファンやサポーターから多くの人気を集めている。チームロゴのモチーフはおおぐま座。コート上でプレーする6人の選手たちとファンやサポーターを、おおぐま座の一部である北斗七星のように7つの星として結び、バレーボールを通じて、人、地域、世界をつなぐ存在になることを目指している。
TOKYO GREATBEARS公式サイト (外部サイト)

東京グレートベアーズのチームロゴ
星野秀知(ほしのひでとも)さん「今シーズンは、チーム一丸となってファイナルステージ進出を目指したいです。」
東京グレートベアーズ アウトサイドヒッター 星野秀知(ほしのひでとも)さん
柳田将洋(やなぎだまさひろ)さん 「全員でボールをつないで勝利を目指すことが、バレーボールの醍醐味だと思います。」
東京グレートベアーズ アウトサイドヒッター 柳田将洋(やなぎだまさひろ)さん
戸嵜嵩大(とざきたかひろ)さん「チームの強みは、ファンの皆さんと選手全員が一丸となって試合に挑む姿勢です。」
東京グレートベアーズ アウトサイドヒッター 戸嵜嵩大(とざきたかひろ)さん
伊藤吏玖(いとうりく)さん「たくさんの人にバレーボールの魅力が伝わるようなプレーをしたいです。」
東京グレートベアーズ ミドルブロッカー 伊藤吏玖(いとうりく)さん

誰よりもバレーボールを楽しみ、その魅力を多くの人に伝えたい

皆さんの自己紹介をお願いします。

星野:背番号1番の星野秀知です。小学2年生のころからバレーボールを始めました。友人の父親がバレーボールチームの監督をしていて、当時から身長が高かった私に声を掛けてくれたことがきっかけでした。
柳田:背番号8番の柳田将洋です。バレーボールを始めたきっかけは、両親です。二人ともバレーボールをやっていて、小学生になる前からよく試合を見学していました。その後、小学校に入学したタイミングでクラブに入団し、それ以来ずっと続けています。
戸嵜:背番号9番の戸嵜嵩大です。副キャプテンを務めています。私も両親の影響でバレーボールを始めました。水泳やサッカーにも取り組んでいましたが、その中で自分に一番合っていたのがバレーボールでした。
伊藤:背番号26番の伊藤吏玖です。中学校に入学した時点で身長が188センチメートルあり、バレーボール部の顧問の先生や先輩たちから熱烈な勧誘を受けて始めました。

バレーボールの魅力はどのようなところにあると思いますか。

柳田:バレーボールには、一人の選手が2回以上連続してボールに触れることができないというルールがあります。そのため、技術や能力の高い選手が一人だけいても、ほかの選手たちとの間に差があると、強いチームになることはできません。全員で協力してボールをつながなければ勝利することが難しいところが醍醐味だと思います。

チームとして活動する上で大切にしていることを教えてください。

戸嵜:東京グレートベアーズのコンセプトは「VOLLEYBALL DREAM(TM)(バレーボールドリーム)」です。「バレーボールで夢をかなえたい人たちのためのクラブを目指す」という意味が込められています。また、バレーボールを通じて「勝利への執着心」「諦めない意志」「チームワークの大切さ」を社会に発信することを理念として掲げています。バレーボールを誰よりも楽しみながら、その魅力を発信して、いつも支えてくださるファンの皆さんに喜んでいただくことを一番大切にしているチームです。

ファンの応援を糧に、勝利を引き寄せる

チームの強みを教えてください。

戸嵜:ファンの皆さんとの一体感ですね。ぜひ、ホームゲームに足を運んでみていただきたいのですが、まさにファンの皆さんと選手全員が一丸となって試合に挑んでいます。たくさんの応援をいただけると、選手たちはとても気合いが入るので、ホームゲームでの勝率は特に高いんですよ。私自身、本拠地の会場ではほかの試合会場よりも、ジャンプが10センチメートルほど高くなる気がします。

昨シーズン(2023年〜2024年)の印象的だった試合や、記憶に残っている場面について教えてください。

柳田:私は愛知県のチームから移籍してきて、昨シーズンは東京グレートベアーズでの活動の最初の年でした。一番記憶に残っているのは、国立代々木競技場第二体育館で行われたホームゲームです。ウォーミングアップのために体育館のコートに入った時、観客席がチームカラーに染まっていた景色は今でも忘れることができません。ファンの皆さんがチームのユニフォームを着たり、グッズを持ったりしながら応援してくださっていたんです。その光景を見た時に「ここが私たちのホームなんだ!」と、強く実感しました。

これまでと比べて、チームの成長をどのように感じられましたか。

星野:昨シーズンは新しい選手たちが加入したほか、新たにカスパー・ヴオリネン監督が就任したこともあり、大きな変化を経験したシーズンでした。戦術やプレースタイルなどが変わったことで、チーム全体の実力を底上げすることができたと感じています。

令和4(2022)年に渋谷区とホームタウン連携協定を締結された経緯について教えてください。

戸嵜:ホームタウン連携協定とは、東京グレートベアーズと渋谷区がスポーツ振興や健康づくり、地域活性化に向けて連携するための協定です。チーム創設当初からのオフィシャルパートナーが区内の企業であること、区には東京体育館や国立代々木競技場第一・第二体育館があり、バレーボールと縁があることなどから、協定を締結しました。

この協定を通して、どのような活動をされてきたのでしょうか。

戸嵜:チーム創設初年度はホームでの開幕戦を東京体育館で開催したり、毎年区民を対象とした観戦招待を実施したりしています。昨シーズンは、宮下公園のサンドコートで公開練習やイベントを行い、選手たちにとっても渋谷区を身近に感じる機会になりました。

渋谷区を拠点にプレーすることへの思いをお聞かせください。

柳田:渋谷区の歴史の中でプレーしているという自覚を持つことが、私たちが活動する意義にもつながっていくのではないかと思います。また、渋谷区は東京都の中でも特に活気がある場所なので、バレーボールが街を盛り上げる要素の一つになるように努力していきたいです。

会場でしか味わえない熱気を体感してほしい

今後の目標についてお聞かせください。

星野:昨シーズンはファイナルステージ進出を果たせなかったので、今シーズンはチーム全員でしっかりと次のステップに進めるようにしたいです。個人としては、選手の中ではベテラン組なので、試合を見てくださっている皆さんに「何歳になってもバレーボールを楽しめるんだ」と感じてもらえるようなプレーを心掛けたいですね。
伊藤:まずはチームとして、昨シーズンより上位の成績を目指したいです。それから、3月3日に行われた試合では入場者数が8,749人を記録し、リーグでの最多新記録を樹立したのですが、この数を超えることができるように、もっと多くの人にバレーボールの魅力が伝わるプレーを意識していきたいです。

最後に、区民の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

伊藤:皆さんと一緒に試合に挑んでいるという自覚を持ちながら、バレーボールの楽しさを発信できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
星野:試合やイベントを通じて、皆さんに勇気や感動をお届けできるように精いっぱい頑張ります。
柳田:ぜひ、お友達やご家族と一緒に試合やイベントに足を運んでみてください。きっと後悔させない時間にします。
戸嵜:試合に足を運んでいただき、会場でしか味わえない熱気やバレーボールの楽しさを体感してほしいです。また、6月1日には宮下公園のサンドコートで、選手たちがビーチバレーボールを行なっている様子をお見せする公開練習を開催します。お気軽にお立ち寄りください!

「渋谷のラジオ」で放送中!

東京グレートベアーズの皆さんへのインタビューは5月21日・28日に「渋谷の星」で放送します。
渋谷のラジオ 87.6MHz(外部サイト)

国立代々木競技場で行われた試合の様子
昨シーズンに国立代々木競技場で行われた試合の様子(C)TOKYO GREAT BEARS
宮下公園にて行われた公開練習の様子
令和5(2023)年、宮下公園にて行われた公開練習の様子(C)TOKYO GREAT BEARS