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帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成

帯状疱疹の発症を抑制することで生活の質の向上を目的とし、渋谷区では帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用の一部を助成します。

更新日

2024年3月18日

高齢化などの理由により帯状疱疹の発症者は年々増加傾向にあります。また、帯状疱疹に罹患すると抗ウイルス薬を早期に使用しても10パーセント~25パーセントが「帯状疱疹後神経痛」に移行し、治療に数カ月から数年を要する場合があります。帯状疱疹の発症を抑制することで生活の質の向上を目的とし、渋谷区では帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用の一部を助成します。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。通常、皮膚症状に先行して痛みが生じます。その後皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。また、50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割が皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあり、3か月以上痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」を発症するといわれており、年齢が高くなればなるほど帯状疱疹後神経痛の発症率も高くなります。

接種対象者

区に住民票のある50歳以上の人(接種日時点)で過去に渋谷区の助成を受けていない人
(注)不活化ワクチン(シングリックス)は、自費などで過去に接種を完了している人は助成対象外です。
(注)不活化ワクチン(シングリックス)の予防接種をすでに自費で1回受けている場合、2回目の接種が決められた間隔で接種できる場合は2回目の接種のみ助成対象となります。

申請手続きについて

一部助成を受けるには、区が発行する予診票を使用して接種する必要があります。接種を希望する人は、発行申請を行なってください。
予診票が届き次第接種が可能です。
(注)申請前に必ず接種するワクチンの種類を決めてから申し込んでください。
(注)申請が多数集中した場合、予診票の発送までに2・3週間程かかることがあります。

申請方法

電子申請

帯状疱疹ワクチン接種申請フォーム(外部サイト)から申請が可能です。

電話申請

地域保健課 帯状疱疹ワクチン窓口(電話:03-3463-1262)までお問い合わせください。

ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンは、現在2つの製品(ビケン、シングリックス)があります。どちらか希望するワクチンを接種できます。効果や接種対象などに違いがありますので、必ず医師にご相談ください。

 種類

生ワクチン

不活化ワクチン

ワクチン名

乾燥弱毒生水痘ワクチン

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

販売名

ビケン

シングリックス

接種回数

皮下注射1回

筋肉注射2回

費用の目安

6,000円~13,000円程度

1回あたり 20,000円~33,000円程度

助成額

4,000円(注)

1回あたり10,000円(2回分助成)(注)

予防効果

50歳~59歳で69.8パーセント、60歳以上で51.3パーセント

50歳以上で97パーセント、70歳以上で91パーセント

持続効果

約5年

約10年以上

(注)各医療機関で定める予防接種費用から、助成金額を差し引いた金額が請求されますので、その額をお支払いください。
(例)不活化ワクチン(シングリックス)の接種費用が1回22,000円の医療機関で接種を受けた場合、接種費用22,000円から助成金額10,000円を引いた差額12,000円をお支払いください。2回目を接種する際も同様の考え方となります。

接種を受けられない人

次のいずれかに当てはまる人は、帯状疱疹ワクチンの接種を受けられません。

生ワクチン(ビケン)

  • 明らかな発熱がある
  • 重篤な急性疾患にかかっている
  • 水痘ワクチンによる強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある
  • 妊娠している
  • 免疫機能に異常のある疾患を持っている場合や、免疫抑制をきたす治療を受けている
  • その他予防接種を行なうことが不適当な状態にある

不活化ワクチン(シングリックス)

  • 明らかな発熱がある
  • 重篤な急性疾患にかかっている
  • 帯状疱疹ワクチンによる強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある
  • その他予防接種を行なうことが不適当な状態にある

副反応について

接種後の副反応として注射部位の局所症状(赤み、かゆみ、熱くなる、腫れ、痛み、硬くなる)、発疹、倦怠感などが報告されています。 また非常にまれですが、アナフィラキシー(全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、息苦しいなど)や、血小板減少性紫斑病(鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、出血が止まりにくいなど)、無菌性髄膜炎(発熱、吐き気、頭痛、うなじがこわばり固くなって首を前に曲げにくいなど)がみられることがあります。何か異常が認められた場合には、すぐに医師に申し出てください。

接種間隔

不活化ワクチン(シングリックス)


(画像:不活化ワクチンの1回目と2回目の標準接種間隔が2か月であり、2か月を超えた場合は6か月後までに2回目を接種することを説明した時系列)
1回目の接種から2か月経過後に2回目を接種。2か月以上を経過した場合は、1回目から6か月が経過する前に2回目を接種してください。
(注)1回目から6か月後までに2回目を接種しなければならないと定められているため、1回目接種から6か月を超える場合の接種は助成の対象外となります。

費用助成について

助成が受けられるのは生涯で1度のみです。
(注)不活化ワクチンにおいて、2回分の費用を助成します。なお、1回目を自費で接種している場合、2回目の接種のみ一部助成の対象になります。

対象の医療機関

接種場所は渋谷区内の契約医療機関です。

(注)一部渋谷区外の契約医療機関があります。

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詳しくは、PDFファイルをご覧になるにはのページを参照してください。

留意事項

  • 予防接種後に費用を請求できる償還払い制度はありません。
  • 予診のみを受けた場合は、助成適用外となります。
  • 指定医療機関外で接種を受けた場合は、助成適用外となります。

お問い合わせ

地域保健課 帯状疱疹ワクチン窓口

電話

03-3463-1262