
探究 シブヤ未来科の取り組みを紹介します
しぶや区ニュース令和8年(2026年)8月15日号
探究 シブヤ未来科の取り組みを紹介します
渋谷区立の小中学校では、まち全体を探究の場として、地域や企業とコラボレーションしながら、仲間と協働して主体的に課題を解決する探究学習に取り組んでいます。本紙では、7年度の探究「シブヤ未来科」で行われた取り組みの中から、4つピックアップして紹介します。
テーマ探究
学年や学級で共通のテーマを設定し、その課題解決に向けて仲間と協働しながら探究するプログラムです。
街の笑顔を増やす「スマイルアッププロジェクト」(西原小学校)
「地域にもっと笑顔を増やすには」という問いから探究をスタートしました。地域の人へのインタビューやフィールドワークを重ね、明白な課題だけでなく、地域に暮らす人々の思いや願いに着目しながら、より良いまちづくりを目指し研究を行いました。

先生からのコメント
子どもたちが地域の人の思いを熱心に聞き取り、自分事としてまちの未来を考える姿に成長を感じました。
未来の選択をデザインするキャリア探究(長谷戸小学校)
「お金の知識を生かしたキャリアデザイン」をテーマに探究を進めました。専門家との対話や調査活動を通じて、働くことの意味や将来の生き方について考え、一人一人が自分らしい未来を描きました。

先生からのコメント
正解のない問いだからこそ、対話を重ねながら一人一人が自分らしい答えを見つけていました。
My探究
子どもたち一人一人が自らの好きなことや社会・地域課題に基づいて、問いを立てて探究するプログラムです。
「おしゃれになりたい!」から始まったファッション探究(千駄谷小学校)
好きな「洋服」への関心から、ファッションを探究しました。地域のアパレル企業との交流をきっかけに、色や素材の違い、服作りの工夫などについて学び、自分だけの問いを深めながら探究を進めました。

先生からのコメント
「好き」を出発点に地域や社会とつながることで、学びが大きく広がっていきました。
愛犬との暮らしから生まれた「匂い」の探究(笹塚中学校)
「犬や猫が癒される匂いと人が癒される匂いは違うのか」という身近な疑問をテーマに設定し、探究しました。調査や考察を重ねながら、動物と人の感じ方の違いに迫り、自ら立てた問いを探究し続けています。

先生からのコメント
身近な疑問を粘り強く追究する姿から、探究することの楽しさが伝わってきました。
(注)自分で決めたテーマに向き合う学びの時間。のページでは、探究「シブヤ未来科」に取り組んでいる児童へのインタビューを掲載しています。
探究専門教員について
区では、探究「シブヤ未来科」をさらに充実させるため、大学院博士課程に在籍する学生や博士号取得者など、高度な専門性を持つ人材を「探究専門教員」として中学校に配置しています。探究専門教員は、子どもたちに「答え」を教えるのではなく、対話を通じて問いを深め、文献調査や仮説検証、データ分析などの探究プロセスを支援します。また、教員と協働して年間計画や評価方法を設計し、教科を超えた学びもコーディネートします。生徒の探究と学校全体の探究文化づくりを支える存在です。

問い合わせ
教育指導課指導主事 電話:03-3463-3024 FAX:03-5458-4952