
さあ、つくろう。探究しよう。挑戦しよう。『未来の学校』
令和6年(2024年)8月15日・『未来の学校』特集号

子どもたちが主体的・創造的に学べるように未来をより良く生きる力を身に付けられるように
そして渋谷から世界へ伸び伸びと羽ばたけるように
渋谷区は未来を生きる子どもを育む『未来の学校』をつくります。
いよいよ来年『未来の学校』が青山キャンパスから始まります。
小学校・中学校の校舎建て替え事業を推進しています。
渋谷区では現在、渋谷区基本構想で掲げる未来像「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」を目指して、子ども一人一人が個性を伸ばし、先進的で柔軟な考えを育むための教育に取り組んでいます。
その中で、これから渋谷区が目指す学校の将来像を『未来の学校』と銘打ち、学校の校舎建て替えというハード面と探究する学びや教育DXなどのソフト面の両面から、『未来の学校』プロジェクトを進めています。
20年間で行う小学校・中学校22校の建て替えでは、単なる建て替えにとどまらず、子どもたちのより豊かで発展的な学びをサポートしていきます。
このページでは、『未来の学校』を先取りする仮設校舎(青山キャンパス、西原キャンパス)と、建て替え計画が進行中の4校(広尾中学校、松濤中学校、代々木中学校、神南小学校)を紹介します。
生まれ変わる『未来の学校』
渋谷区の教育を実現する学校施設
渋谷区立の小学校・中学校は、1960年~1970年代前半に建てられた校舎が多く、老朽化が課題となっています。子どもたちにより良い教育環境をつくるため、校舎老朽化の調査や学校を取り巻く環境の変化などを踏まえて、令和2年度に「渋谷区学校施設長寿命化計画」、令和4年度に「渋谷区『新しい学校づくり』整備方針~学校施設の未来像と建て替えロードマップ~」を定めました。その中で、20年かけて順次行う校舎の建て替えや、学校の再配置の検討による小中一貫教育校化、校舎の整備水準、ロードマップ(工程表)などを公表し、計画を進めてきました。
『未来の学校』が目指す姿
計画に当たって、「発展的な学びを支える充実した教育環境」をはじめ、「太陽光パネルなどの地球環境に配慮した設備」や「地域の皆さまが生涯学習の場や災害時の避難所として利用できる地域コミュニティの核となる場所」という3つの考え方の柱を定めています。
『未来の学校』の整備方針など詳しくは、渋谷区ポータルの渋谷区「新しい学校づくり」整備方針〜学校施設の未来像と建て替えロードマップのページを確認してください。
1 新たな学びの場
つながる・広がる・深まる学びの場
2 環境への配慮
最先端の環境モデル拠点
3 地域コミュニティの拠点
地域をつないで交流を生みシビックプライドを育む
『未来の学校』プロモーションビデオ
『未来の学校』は、ここから始まります。
校舎建て替え期間中に使用する仮設校舎(青山キャンパス、西原キャンパス)を新たに設置します。
仮設校舎は単なるプレハブ校舎ではなく、『未来の学校』を実現する新しい学習環境と快適な設備を整備します。
第1弾 青山キャンパス
旧青山病院敷地に仮設校舎を建設します。小学校・中学校5校が順次使用します。
- 校庭はアーバンコートで軽やかに
- 体育館を3棟配置
- 温水洗浄便座付きトイレと全館空調の完備で快適に
- 新しい学習環境(ラーニング・コモンズと未来共創空間)で探究的・創造的な学びを促進

使用期間 | 直近の建て替え校 |
---|---|
令和7年~10年 | 広尾中学校 |
令和8年~11年 | 神南小学校 |
住所
神宮前5-53-7、8(予定)
階層
鉄骨造3階建て
アクセス

通学情報
現校舎から青山キャンパスへの引っ越しにより、通学距離が長くなる児童・生徒の安全確保と負担軽減を図るため、スクールバスの運行や自転車通学の導入を予定しています。
スクールバスの対象
広尾中学校の生徒、神南小学校の児童
(注)松濤中学校は、青山キャンパスが通学区域内に位置するため、スクールバス運行の予定はありません。
自転車通学の対象
自宅から青山キャンパスまで一定距離以上ある生徒
第2弾 西原キャンパス
スポーツセンターの敷地の一部に仮設校舎を建設します。小学校・中学校5校が順次使用します。

使用期間 | 直近の建て替え校 |
---|---|
令和8年~11年 | 代々木中学校 |
住所
西原1-40-18の一部
階層
鉄骨造3階建て
アクセス

各キャンパスで実現する新しい学習環境については『未来の学校』へようこそ!ここから始まる未来の学びのページをご覧ください
新しい時代の学びの実現に向けて、建て替え計画が進行中の『未来の学校』4校を紹介します。
(注)4校いずれも現校舎敷地内での建て替えとなります。また、新校舎などのイメージは、今後の検討で変更になる可能性があります。
広尾中学校

スタジアムのような開放的な校舎が特徴です。
また、閉館中の渋谷図書館を学校の敷地内に新設します。
近隣の大学や高校とも連携して、子どもたちが知識を深め、自由に学び、活動できる学校として整備します。
令和7年夏ごろ(予定) | 青山キャンパス(仮設校舎)への引っ越し |
令和10年夏ごろ(予定) | 新校舎への引っ越し |


松濤中学校

教室と校庭をつなぐ屋外階段によって、子どもの活動の場が広がる造りとなっている校舎が特徴です。
校舎中央に大きな吹き抜け広場を設けることで、学年を超えた交流を促し、学校全体に学びの一体感が生まれるような学校として整備します。
令和7年夏ごろ(予定) | 青山キャンパス(仮設校舎)への引っ越し |
令和10年夏ごろ(予定) | 新校舎への引っ越し |

代々木中学校

緑豊かな自然に包まれ、開放感と安心感を備えた「森の中の学校」のような校舎が特徴です。
校庭や体育館などの運動環境を充実させることによって、部活動に重点的に取り組めるように整備します。
令和8年夏ごろ(予定) | 西原キャンパス(仮設校舎)への引っ越し |
令和11年夏ごろ(予定) | 新校舎への引っ越し |

神南小学校

主体性と探究心を持って学べる場所(ラーニング・コモンズ)を中心に構成する校舎が特徴です。
ラーニング・コモンズと教室の間には多様な学びを実現するオープンスペースを設け、校舎全体にわたり、子どもたちが触れ合い、活動が生まれるように整備します。
令和8年夏ごろ(予定) | 青山キャンパス(仮設校舎)への引っ越し |
令和11年夏ごろ(予定) | 新校舎への引っ越し |
