インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目や鼻、口に触れることで感染します。
症状
1~3日の潜伏期間の後、38度以上の発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛などを呈します。おう吐や下痢など消化器症状が見られる場合もあり、子ども、高齢者、免疫力の低下している人などでは重症化し肺炎や脳炎になることがあります。インフルエンザを疑う症状が見られ、具合が悪い場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
流行状況
現在のインフルエンザの流行状況については、インフルエンザの流行状況(外部サイト)ページでご確認ください。
インフルエンザが流行シーズンに入りました
インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行します。3年ぶりの流行シーズン入りとなり、今後本格的なインフルエンザの流行が懸念されるため、注意が必要です。インフルエンザにかからない、感染を広げないために、ワクチン接種が大切です。また、こまめな手洗い、必要な場面でのマスクの着用などの基本的な感染防止対策を一人ひとりが心がけてください。
報道発表資料2022年12月22日(外部サイト)
都内のインフルエンザ「流行注意報」について
インフルエンザの流行が広がっています。今後、大きな流行に拡大する可能性があるため、インフルエンザの予防、拡大防止のために、より注意を払うことが重要です。ポイントに沿って感染防止対策を一人一人が心がけましょう。
インフルエンザ対策のポイント
- ワクチン接種(かかりつけ医と相談)
- こまめな手洗い
- 必要な場面でのマスク着用
- 休養・栄養・水分補給
- 咳エチケット
- 適度な室内加湿・換気
- 人混みを避ける、発熱などの症状がある場合は外出を避ける
予防接種について
インフルエンザワクチンは、約2週間で効果があらわれ、約5か月その効果が続きます。流行状況を踏まえて早めに接種してください。一部対象者には、インフルエンザ接種の助成があります。予防接種に関する問い合わせは、地域保健課予防接種係(03-3463-1412)までお願いいたします。
インフルエンザの予防について
- 高齢者や慢性疾患を持っている人、疲れている人や睡眠不足の人は、インフルエンザが流行する時期に、人混みへの外出を控えましょう。
- 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。外出時にはマスクを着用し、室内では加湿器などを使って適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。部屋の換気も心がけてください。
- 日ごろから、バランスのよい食事と十分な休養をとり、体力や抵抗力を高めることも大切です。
- 帰宅時のうがい、手洗いも効果的です。
- 特に、インフルエンザにかかって咳などの症状がある人は、周りの人にうつさないためにマスクを着用してください。
効果的予防法1 咳エチケット
かぜやインフルエンザウイルスは、くしゃみなどのしぶきにのって人にうつります。しぶきは1~2メートル程度周囲に飛び散るため、次の咳エチケットを守りましょう。
- 咳やくしゃみをするときには、ティッシュ(注)で口と鼻をおおいます。
使用したティッシュはただちにゴミ箱に捨て、手をよく洗います。
咳やくしゃみが出るときは、マスクをしましょう。
(注)ハンカチは繰り返し使うことにより、手にウイルスがつくので、ティッシュのような使い捨てのものにします。
咳エチケットは、2004年にアメリカの疾病管理センターが医療機関に勧告したものです。しかし、病気を防ぐのは、医療関係者だけではありません。咳エチケットは患者さん自身が行える感染防止対策なのです。一人ひとりがエチケットを守ることによって、流行の広がりを抑えることにつながります。咳やくしゃみの時に、周囲に痰(たん)や、つばがかからないようにすることは、自然な行為として行われるマナーかも知れません。改めて流行予防の観点からも習慣として身につけていきましょう。
効果的予防法2 手洗いの基本
感染症の多くは、細菌やウイルスに触れた人の手を介(かい)して感染が拡大します。手洗いを習慣づけることが、感染予防の基本です。用便後、排泄物の処理のあと、調理や食事の前には必ず手を洗いましょう。
手洗い前のチェックポイント
- 爪は短く切っていますか?
- 時計や指輪をはずしていますか?
汚れが残りやすいところ
- 指先や爪の間
- 指の間
- 親指の周り
- 手首
- 手のしわ
流水による手洗いの手順
- 石けんをつけ、手のひらをよくこする。
- 手の甲をのばすようにこする。
- 指先・爪の間を念入りにこする。
- 指の間を洗う。
- 親指と手のひらをねじり洗いする。
- 手首も忘れずに洗う。
- その後、十分に水で流しペーパータオルや清潔なタオルでよく拭き取って乾かす。
(写真提供:東京都保健医療局健康安全室)
医療機関を受診するときには
感染拡大防止のため、医療機関に事前に電話で連絡し、受診できる時間帯や受診方法などの指示を受けてください。
療養中に気をつけること
人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場などに行かないようにしましょう。咳やくしゃみなどの症状のある時は、家族や周りの人へうつさないように、咳エチケットを徹底してください。熱がさがっても、インフルエンザの感染力は残っていて、他の人に感染させる可能性があります。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。
(注)学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。
また同居している家族への感染を確実に予防することは困難です。ただし、なるべく感染しないように、以下のことを心がけてください。
- 患者の看護をしたあとなど、手をこまめに洗いましょう
- 可能なら患者と別の部屋で過ごしましょう
- マスクの感染予防効果は限定的ですが、患者と接するときには、なるべくマスクを着用しましょう
お問い合わせ
地域保健課感染症対策係
電話 | 03-3463-2416 |
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FAX | 03-5458-4978 |
お問い合わせ | お問い合わせフォーム(外部サイト) |
地域保健課予防接種係
電話 | 03-3463-1412 |
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FAX | 03-5458-4937 |
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