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玉川上水旧水路緑道再整備事業よくあるお問い合わせについて

玉川上水旧水路緑道再整備事業に関するお問い合わせをまとめたページです。

更新日

2024年4月12日

玉川上水旧水路緑道の再整備にあたっては、検討段階からササハタハツ会議や座談会などを通して区民の皆さまと対話を重ね、区ウェブサイトや周辺住民の皆さまへ本事業に関する広報紙の各戸配布などを通じて情報発信を行っています。一方で、「緑道の再整備について知らない」という声も寄せられており、本ページではあらためて当計画のよくお問い合わせがある点についてお伝えします。引き続き、さまざまな機会を通じて分かりやすく正確な情報をお届けできるよう一層努めてまいります。

現状の緑道について

現状の玉川上水旧水路緑道は、道路ではなく、都市公園法に基づく都市公園として設置・管理しています。玉川上水旧水路緑道は、玉川上水旧水路笹塚緑道、玉川上水旧水路大山緑道、玉川上水旧水路幡ヶ谷緑道、玉川上水旧水路西原緑道、玉川上水旧水路初台緑道、玉川上水旧水路代々木緑道の6つの公園で構成されています。

緑道の樹木について

再整備においては、原則、既存樹木を活かしながら多種多様な植栽を行い、これまで以上に緑豊かな環境とします。再整備に向けた検討にあたって、緑道の樹木の状態を把握するために、令和2年度までに健全度調査を実施しました。その結果、不健全と判断された樹木については植え替えることを想定して、緑道再整備の計画を検討してまいりました。
前回の調査を実施してから数年が経過していることや、特にサクラについては残してほしいという地域の皆さまからのご要望も多くいただいたことから、可能な限り既存樹木を残すために改めて樹木医による健全度調査を実施いたしました。令和5年11月下旬から令和6年1月下旬にかけて実施した健全度調査の対象樹木及び調査結果(速報)などについては、玉川上水旧水路緑道の樹木についてのページをご覧ください。今後は、調査結果と今後の方針を令和6年3月下旬頃に皆さまにお伝えしていく予定です。

緑道再整備の目的や整備内容などについて

玉川上水旧水路緑道は約40年にわたって地域に愛されておりますが、緑道全体の傷みや老朽化が進んでいるため、現状の豊かな資源を活かしながら地域の皆さまに一層親しまれるようリニューアルを行います。現状の豊かな資源を活かしながら以下の整備を行ないます。

  • 歩きやすくデザイン性のある園路
  • 地域のさまざまな活動ができる広場
  • 自然環境と一体となり、より充実した遊び場
  • 散策しながら休憩したり会話を楽しむためのベンチ
  • 夜間でも安心して利用できるよう、高さを工夫した照明
  • 緑豊かな植栽、地域の皆さまが一緒にご利用できる農園

遊び場について

緑道の自然環境と一体となり、より充実した遊び場を整備します。これまでの区民の皆さまとの具体的な意見交換を踏まえて、例えば、アスレチックのような遊具、かくれんぼや砂遊び、水遊びができる場所などこれまで以上に充実させていく予定です。詳しくは遊び場について(PDF 2,490KB)をご覧ください。

農園について

緑道再整備のコンセプトは、地域における多様な活動を育むことを意図して「ファーム(FARM)」としており、整備する農園は、地域の皆さまが主体的に利用することで交流が生まれ、多世代がつながり、コミュニティーを育む場となることを目指しています。緑道全体が農園になる計画ではなく、より親しんでもらうための工夫の一つとして、農園も予定されています。農園で育てるものは野菜に限らず、花やハーブ類なども含めて、育てる作物は利用者や地域の皆さまで話し合って決めていただくことを想定しています。
農園の管理については、先行的な取り組みである「仮設ファーム(FARM)」の活動や地域の皆さまのご意見などを踏まえ、検討しています。

仮設ファーム(FARM)について

仮設ファーム(FARM)は、緑道再整備に向けた先行的な取り組みとして令和4年から実施しています。初台緑道と西原緑道の2ヶ所で、公募により選定された利用者それぞれ30人(計60人)が日々、自然と触れ合いながら、水やり・栽培などの手入れを共同で行なっています。これらの活動によりコミュニティーの場となっており、緑道での催しや行事など地域主体の活動も活発になっています。引き続き、地域の活動拠点としてさらに地域の輪が広がっていくことを目指しています。

工事スケジュールなどについて

大山緑道・笹塚緑道の一部を令和5年度に整備する予定でしたが、令和5年度において、地域の皆さまにご説明を差し上げる中であらためて頂いたご意見を反映した設計を進めるため延期しています。工事は令和6年度を予定しています。詳細な時期が確定次第、ご案内します。

緑道再整備の周知・情報発信などについて

玉川上水旧水路緑道の再整備にあたっては、これまでに8回のササハタハツ会議や、17回の出張座談会、アンケートなどを行なってきました。これらを通して、区民の皆さまから多くのご意見をお聞きするとともに、本事業に関する広報紙や区ウェブサイトなどで情報発信しながら再整備に向けた検討を進めています。引き続き、本事業に関する広報紙の配布、現地への掲示、区ウェブサイトでの発信、ササハタハツ会議や地域の皆さまへの説明など、さまざまな機会を通して、区民の皆さまにわかりやすくお伝えします。

緑道再整備に関するその他のご質問

自転車通行について

現在も渋谷区立都市公園条例により自転車の乗り入れは禁止されています。緑道利用者の安全のためにも、緑道内は押し歩きでの通行をお願いします。引き続き、自転車利用者への案内を実施していきます。なお、緑道の出入り口は、ベビーカーや車いすを利用している人などの通行への配慮のため、再整備において柵の設置は予定していません。

緑道内の幅2メートル程度の通路部について

大山緑道(大山町付近)や西原緑道(西原2丁目付近)などにある緑道内の幅2メートル程度の通路部は、緑道再整備後においても通行する空間として残ります。また、デザインに配慮した舗装とする予定です。
画像:玉川上水旧水路緑道横にある2メートル程度の通路

新たな施設整備のお問い合わせについて

バーベキュー施設およびキャンプ施設、イベント施設などを整備する計画はありません。緑道を商業施設化する計画や、緑道を茶畑に造り変える計画もありません。

緑道再整備に関連する取り組みについて

都市計画の変更について

現状の玉川上水旧水路緑道は、道路ではなく、都市公園法に基づき公園として設置・管理しています。一方で、都市計画法においては、現在、都市計画道路(歩行者自転車道第1号線)として都市計画決定されています。
区としては、都市計画道路として整備する考えはないため、都市計画の位置付けを現在の利用実態と同じ「都市計画公園」にするため、都市計画変更を行います。詳しくは、緑道再整備に関連する取り組み(都市計画)のページご覧ください。
また、今回の都市計画変更に伴い、商業施設が造られるようになることはありません。都市計画変更後も、緑道と並行する道路(車が通行する道)や緑道内の幅2メートル程度の通路に面した住居への出入りなどは、今まで通り利用可能です。

無電柱化について

緑道再整備に併せて、緑道を横断する電線類や緑道に沿って設置されている電柱、電線類 の撤去を検討しています。無電柱化の実現に向けた検討や設計については、緑道再整備と並行して検討を進めています。無電柱化による樹木への影響の可能性については現在調査を行なっています。無電柱化を実施する際は、樹木への影響が少なくなるように計画していきます。

お問い合わせ

緑道・道路構造物課計画調整係