

SHIBUYA CITY DASHBOARD 渋谷区の「いま」を把握し、
「これから」を考えるためのデータ活用プラットフォーム
「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」の実現に向けて
社会の情報を取り巻く環境が急変し、地域社会の課題が複雑化・多様化する今日、区民や民間企業等の持つ力を活かす新しい行政運営が求められています。 そこで渋谷区では、「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」の実現に向け、データを活用しながら多様な人々と共に渋谷の未来を創ることを目指し、渋谷区の現状や課題を可視化する「シブヤ シティダッシュボード(SHIBUYA CITY DASHBOARD)」を公開し、多様な主体の課題解決や施策立案への参画を促します。 「シブヤ シティダッシュボード(SHIBUYA CITY DASHBOARD)」で渋谷区の「いま」を把握し、「これから」を一緒に考えてみませんか。



渋谷区基本構想をコンセプトに
渋谷区基本構想に掲げる7つのビジョンのもと、区の置かれている現状を、グラフや地図等で可視化しています。基本構想とは、これからの渋谷区がどんなことを大切にし、どんな方向へ進んでゆこうとしているのか、そのおおもととなる考え方のことです。そして、20年後の渋谷区はこうでありたい、というビジョンを描くものです。


子育て・教育・生涯学習
それぞれの成長を、一生よろこべる街へ。福祉
あらゆる人が、自分らしく生きられる街へ。健康・スポーツ
思わず身体を動かしたくなる街へ。防災・安全・環境・エネルギー
人のつながりと意識が未来を守る街へ。空間とコミュニティのデザイン
愛せる場所と仲間を、誰もがもてる街へ。文化・エンタテイメント
あらたな文化を生みつづける街へ。産業振興
ビジネスの冒険に満ちた街へ。

それぞれの成長を、一生よろこべる街へ。
子育て・教育・生涯学習
あらゆる人は、「育つ人」であると同時に「育てる人」になり得ます。人生のどんなステージにおいても、です。
人種・性別・年齢・障害の有無を問わずすべての人が一生を通じて、育つことと育てること、教わることと教えること、そのそれぞれに喜びを感じられるように。渋谷区は、ダイバーシティ&インクルージョン教育の先進都市を目指します。
子どもはつまり、未来です。
この街で子どもを産みたい、育てたい。そう思えるほどの安心と喜びを約束します。出産前から、子どもが成長した後に至るまで、子育てを切れ目なく支援する街になりたい。また、子どもたちのなかに眠っている多様な可能性は、社会の希望そのもの。その可能性を最大限に引き出すために、乳幼児の時期からの先進的教育を追究していきます。育児も教育も、この国の未来を育てることにほかならないのです。
この世界は、学びであふれています。
さまざまな彩りに満ちたこの世界を、そして人間の多様性を、誰もが学び愛せるように。学校でも学校以外でも、多彩な人材を教育に巻き込む機会と仕組みをつくっていきます。できるだけさまざまな人に、教えるチャンスと教わるチャンスの両方を提供してゆくこと。これは、生涯学習をより多様で豊かにしてゆく考え方でもあります。

あらゆる人が、自分らしく生きられる街へ。
福祉
どんな人をも、社会から孤立させないこと。児童、高齢者、障害者、生活困窮者、認知症の人など、誰もがこの社会にとって大切な一人ひとりだからです。
すべての人々が支え合い、どんな人でも自分らしく生きていける共生の街をつくる。そのために、生活支援サービスをこれまで以上にととのえつつ、渋谷区は福祉のあらたな仕組みをつくっていきます。
福祉は、創造力を秘めています。
ひとつめの鍵になるのは、福祉という概念に対する人々のイメージを変えること。「こころのバリアフリー」にとどまらず、社会を進化させる福祉とは何か、未来を明るくする福祉とは何か、産業や文化をつくるヒントになる福祉とは何か。それらを渋谷区が率先して追求、実践していきます。
つながりをつくる、という福祉。
ふたつめの鍵として、「共助ネットワーク」を提唱します。人種・性別・年齢などの壁を越え、人と人が助け合いやすい地域環境や仕組みを、民間企業や NPO などとも手を組みながらととのえていきたい。こうしたつながりは、あらゆる個人や家族を支える基盤として機能させていきます。

思わず身体を動かしたくなる街へ。
健康・スポーツ
長生きできる街であると同時に、長生きしたくなる街になりたい。
運動の習慣が人々の生活の一部になり、誰もが楽しみながら健康を保っていけるように。渋谷区は、渋谷区自身を「15平方キロメートルの運動場」と捉え、日常的な運動も、楽しみで行うスポーツも、すべてが暮らしに溶け込むようなまちづくりを進めていきます。
暮らすことは、動くことだから。
運動することを、特別な行為ではなく、生活習慣の一部にしたい。そのために、渋谷区独自の起伏に富んだ地形や多彩な街並、さまざまな公共空間などを、住む人・訪れる人の運動の機会として、つまりは健康の機会として整備していきます。また、医療機関同士の連携をもっと強める、健康面での危機管理の仕組みを充実させるなど、地域の保健・医療の基盤を確かなものにすることで、すべての人がより安心して暮らせる街にしていきます。
スポーツにかかわれない人は、いません。
できるかぎり多様な種類のスポーツを受け入れ、応援する街を目指します。種目のメジャーかマイナーかを問いません。誰もがプレイヤーとして、あるいは観客として、なんらかの形でスポーツに参加できる機会をつくりたい。これによって渋谷区を、祝祭性と高揚感の絶えない街にしていきます。

人のつながりと意識が未来を守る街へ。
防災・安全・環境・エネルギー
住む人や訪れる人に、等しく安心と安全を約束するためにも。そして快適な都市環境を、無理なく維持するためにも。渋谷区は、「しなやかでタフ」な街になりたいと考えています。柔軟で、丈夫で、そして長続きする都市です。このとき問われるのは、人々の意識や知見や技術の力。多様な人間で満ちていることが、都市の強度や、環境のサステナビリティに結びついてゆく。そんな街を目指すのです。
つながりの強さこそ、街の強さです。
防災をいかに強化するかだけでなく、災害時に、いかに柔軟に都市を回復させるか。犯罪などの危険から、いかに一人ひとりを守るか。安心や安全のもとになるのは、人と人の連携です。それぞれの地域における「他人」同士が日頃からどれだけつながっているか、がものをいうのです。渋谷区は、災害や犯罪に強い都市基盤整備だけでなく、こうした日常的なつながりをととのえていきます。
サステナビリティを、一人ひとりの問題に。
持続可能な環境を実現するいちばんの力は、一人ひとりの日々の暮らしを愛する気持ち。そしてそれを守りたいというモチベーションです。ごみについてもエネルギーについても、渋谷区にかかわるすべての人が、自分の生活と街の環境を地続きのものとして考えられるように。まずは毎日のごみを減らす、エネルギーを節約するといった身近な取り組みを盛り上げたい。さらに低炭素のまちづくりを通して、渋谷区は人々の意識をひとつにしていきたいと考えています。

愛せる場所と仲間を、誰もがもてる街へ。
空間とコミュニティのデザイン
住む人、働く人、訪れる人、これから訪れるかもしれない人、いずれにとっても、かかわりたくなる「場所」と「仲間」がある街。それこそが、末永く世界に愛される街だと考えます。渋谷区は、区内にあるさまざまな空間を、さまざまなコミュニティの拠点として開発していきたい。渋谷区にかかわる多様な人々と手を組みながら、既存の空間にあらたな価値を見出したり、まだなかった場所をつくり出したり。目指すのは、コミュニティの多様化と成長です。
渋谷区には、いくつもの渋谷がある。
この街で子どもを産みたい、育てたい。そう思えるほどの安心と喜びを約束します。出産前から、子どもが成長した後に至るまで、子育てを切れ目なく支援する街になりたい。また、子どもたちのなかに眠っている多様な可能性は、社会の希望そのもの。その可能性を最大限に引き出すために、乳幼児の時期からの先進的教育を追究していきます。育児も教育も、この国の未来を育てることにほかならないのです。
この世界は、学びであふれています。
さまざまな彩りに満ちたこの世界を、そして人間の多様性を、誰もが学び愛せるように。学校でも学校以外でも、多彩な人材を教育に巻き込む機会と仕組みをつくっていきます。できるだけさまざまな人に、教えるチャンスと教わるチャンスの両方を提供してゆくこと。これは、生涯学習をより多様で豊かにしてゆく考え方でもあります。

あらたな文化を生みつづける街へ
文化・エンタテイメント
渋谷という街でなければ生まれ得なかった文化潮流があります。自由でとらえどころがなく、だからこそ可能性に満ちた渋谷のこの文化的多様性そのものを、渋谷カルチャーと呼びたい。いわば「文化を生みつづけるという文化」です。世界中の人々がかつてなく東京に集まってくるなかで、文化の掛け算はいっそう加速するはず。渋谷区はその掛け算を誘発する、文化のスクランブル交差点としてのまちづくりをすすめます。
ファッションと、音楽と、その先へ。
「ファッション」と「音楽」は、かつて渋谷区が大きな潮流を生み、また牽引してきた分野です。このDNAをあらためて進化させ、渋谷を世界で最も活気のある「ファッションの街」「音楽の街」に育てていきます。それ以外の分野においても、常にさまざまな文化的可能性を見出し、応援し、育てる街でありつづけます。
渋谷区すべてを、エキシビションと考える。
表現・創作にかかわるすべての人にとって、いつまでも刺激的な街でありつづけられるように。この街でおこなわれる文化活動の現在を、世界に向けて絶えず発信していかねばなりません。そのことで、渋谷はエンタテイメントシティとしても発展してゆくのです。伝統文化・伝統芸能などにも、これによって新たな角度から光が当たることになります。

ビジネスの冒険に満ちた街へ
産業振興
渋谷区は、大きなビジネスと小さなビジネスが、理想的に協働する街を目指します。ビジネスの種類、規模、顧客が多様であればあるほど、世界を変えるイノベーションは生まれやすくなるからです。どんなビジネスにも冒険のチャンスがあります。一歩目を踏み出す勇気と、何度でも挑める意欲を与えつづけたい。そんな考えのもと、あらゆる産業人を支援する体制をととのえていきます。
新しいビジネスといえば渋谷、になる。
これからあらたなビジネスを立ち上げようと思った人が、その拠点の第一候補地に挙げる場所。そんな街になるために渋谷区は、まだ誰も試みたことのないビジネスや、実験的なプロジェクトを積極的に後押ししていきます。もちろん国内だけでなく、世界中からの参入を歓迎します。そしてこうしたビジネスの自由を目指せばこそ、どこよりも「消費者が安心できる街」にしていきます。
観光地として新鮮でありつづけること。
中小企業や個人商店がのびのびと活動できる街でありつづけたい。また、業種や規模を問わず、渋谷独自の地域性に密着した産業、会社、商店をいっそう応援していきたい。そのなかから、「渋谷に来なければ体験できないこと」が次々に生まれてくる。それらをあらたな観光資源とし、観光産業じたいをも、かつてなく充実させていきます。

計画の実現に向けて
その他
基本構想の前提となる財政状況や人口などの基礎的なデータも公開しています。渋谷区基本構想に基づく各施策を着実に進めていくためには、安定した財政基盤を確保維持していく必要があります。近年のゆるやかな人口増加等により、 住民税の収納状況は安定した推移を保っていますが、 景気の変動等の影響を大きく受ける財源であることから、予断は許されません。今後の高齢化の進展や人口構造の推移等の急速な社会環境の変化のもと、 新たに求められるニーズに迅速、的確に対応していくためには、 未来を予測した戦略的な施策を実施していく必要があります。