阪神淡路大震災における震度7の地域では、住宅の全半壊をまぬがれたにもかかわらず、全体の約6割の部屋で家具が転倒し、部屋全体に散乱したというデータがあります。 家具が転倒するとその下敷きになりケガをしたり、室内が散乱状態のために延焼火災から逃げ遅れるなど、人的被害も大きくなります。
今後30年以内に70パーセントの確立で発生するとされる首都直下地震が起きた場合、震度6弱以上の強い揺れが予想され、固定していない家具のほとんどが転倒する可能性があります。
区では、家具転倒防止金具などを購入した世帯に、購入に要した費用（上限10,000円）を補助していますので、首都直下地震に備え自宅の家具転倒防止対策を進めましょう。

　
写真提供：神戸市

申請できる人

申請時に区内に居住し、住民登録している人
（注）補助金の交付は、1回に限ります。

補助対象

自らが居住する住宅で、次の家具等に取り付けた家具転倒防止金具等の購入費用が対象

1. たんす、食器棚、本棚その他これらに類する床置き型の家具および冷蔵庫、テレビなどで地震災害時に転倒する恐れのあるもの
2. 窓ガラスおよび食器棚、本棚等に付随するガラスなどで、地震災害時に飛散する恐れのあるもの
3. 天井吊り下げ式照明器具などで、地震災害時に落下する恐れのあるもの

補助対象となる家具転倒防止金具等の例

• 扉の固定（床ロックなど）
• 冷蔵庫の固定・仏壇の固定（ガムロックなど）
• ピアノ固定（ベルトなど）
• 小物の固定（耐震ジェルなど）
• 家具の固定（転倒防止板、つっぱり棒、ベルトなど）
• ガラスの飛散防止（フィルムなど）
• テレビの固定（耐震マットなど）

（注）対象かどうか分からない場合は、問い合わせてください。

補助金額

購入に要した費用額（上限10,000円）
（注）送料、代引き手数料等は補助対象外です。
（注）ポイント、クーポン等での割引がある場合、割引後の額が費用額となります。

申込方法

次の必要書類を、区役所本庁舎8階防災課窓口へ提出、または郵送で〒150-8010（住所不要）渋谷区役所本庁舎8階防災課へ

必要書類

1. 家具転倒防止金具等補助金交付申請書・請求書兼口座振替依頼書（WORD 20KB）　
2. 家具転倒防止金具等補助金交付申請書・請求書兼口座振替依頼書（PDF 170KB）　
3. 領収書（領収年月日、領収金額、購入店、家具転倒防止金具等の内容が記載されているもの）

（注）必要書類（申請書・依頼書）は、区役所本庁舎8階防災課で配布していますので、領収書のみを持参いただければ防災課窓口で申請いただけます。

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補助金支給までの流れ

1. 申請書などの提出
2. 補助決定通知
3. 申請した内容について審査し、補助金交付決定通知書を送付します。補助できない場合には、補助金不交付決定通知書を送付します。
4. 補助金の支給
5. 指定された口座に補助金を振り込みます。