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杉本博司(1948~)は、和歌の伝統技法「本歌取り」を日本文化の本質的営みと捉え、自身の作品制作に援用し、令和4年に姫路市立美術館でこのコンセプトのもとに作品を集結させました。本歌取りとは、本来、和歌の作成技法の一つで、有名な古歌(本歌)の一部を意識的に自作に取り入れ、その上に新たな時代精神やオリジナリティーを加味して歌を作る手法のことです。作者は本歌と向き合い、理解を深めた上で、本歌取りの決まりごとの中で本歌と比肩する、あるいはそれを超える歌を作ることが求められます。杉本はこの本歌取りのコンセプトを、写真だけでなく多岐にわたる表現分野の領域にまで広げ、独自の作品を展開してきました。本展では、さらに新たな局面を迎えた杉本の「本歌取り」を紹介します。『伊勢物語』の「東下り」の段に由来する本展名「本歌取り東下り」のとおり、西国の姫路で始まった杉本の本歌取りの展覧会は、東国である東京の地で新たな展開を迎えます。そしてここでは、現代の作品が古典作品と同調と交錯を繰り返し、写真にとどまらず、書、工芸、建築、芸能をも包み込む杉本の世界が、新たに繰り広げられます。
休館日:毎週月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19 日、10月10日
費用:一般1,000円、大学生800円、高校生・60歳以上500円、小中学生100円
(注)区内在住の人は2割引き、金曜日は無料
(注)小中学生は土曜日・日曜日・祝日・休日は無料
(注)障がいのある人と付き添い1人は無料
開催日 | 10月17日(火曜日)~11月12日(日曜日)10時~18時(入館は閉館30分前まで)(注)毎週金曜日は20時まで開館 |
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場所 | 松濤美術館 松濤2-14-14(〒150-0046) |
開催日
10月17日(火曜日)~11月12日(日曜日)10時~18時(入館は閉館30分前まで)(注)毎週金曜日は20時まで開館
場所
松濤美術館 松濤2-14-14(〒150-0046)
電話 | 03-3465-9421 |
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FAX | 03-3460-6366 |
ウェブサイト | 渋谷区立松濤美術館 |
電話
FAX
03-3460-6366
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