渋谷区では性的マイノリティへの支援の輪を可視化、拡大することを目的に、所定の条件を満たし、「#しぶやレインボー宣言」を行った区内の事業所などに対して、企業受付やレジ横などに設置できる小型紙製POP「しぶやレインボー宣言POP」を交付し、事業者リストを区ポータルで公開しています。
2017年から地域におけるLGBTQフレンドリーの可視化事業として継続してきたところではありますが、当事業を推進するにあたって、区内の多様かつ膨大な事業所へのアウトリーチを課題として強く感じていました。
このたび、インクルーシブなウェディングづくりに取り組む株式会社リクルート（ゼクシィ）と協定を締結し、ウェディングに関わる区内事業所への啓発およびアウトリーチとして、企業向け研修を受講し、「しぶやレインボー宣言」を行ったウェディング関連事業所を掲載した「LGBTQフレンドリーウェディングMAP」冊子と特設ページを作成しました。
本冊子は、渋谷インクルーシブシティセンター<アイリス>窓口および、住民戸籍課窓口で、パートナーシップ証明を取得された方やお問合せされた方の中で希望された方へお渡しします。今回の協働がロールモデルとなり、区内でより多くの事業所が性的マイノリティを含めたジェンダー平等について考え、LGBTQフレンドリーの輪が広がり、可視化されていくことを期待しています。詳しくは、特設ぺージ（外部サイト）をご覧ください。



（注）しぶやレインボー宣言をするための3つの条件

1. すべての顧客に対する平等かつ誠意ある対応の約束提供する商品・サービスにおいて、顧客の性別、性自認や性的指向、性表現による差別を行いません。顧客から性別、性自認や性的指向に起因する問題指摘や相談があった場合、誠意をもって対応します。
2. すべての従業員に対する 平等かつ誠意ある対応の約束　従業員の性別、性自認や性的指向、性表現による差別を行いません（採用を含む）。従業員から性別、性自認や性的指向に起因する問題指摘や相談があった場合、誠意をもって対応します。
3. 誰もが自認する性に基づいて、望むトイレが利用できる環境づくりの約束　誰もが自認する性に基づいて、望むトイレが利用できるように理解作りに努めます。また現在、性別によらず利用できるトイレがあります。