ちがいをちからに変える街。渋谷区

マイポータル
  1. TOP
  2. 環境・まちづくり
  3. 渋谷駅周辺地域のまちづくり
  4. 都市再生ステップアップ・プロジェクト
  5. 現在のページ

準備工事の着手に向けた仮囲いの追加設置工事の実施について

準備工事の着手に向けた仮囲いの追加設置工事の実施についてのページです。

更新日

2023年3月17日

令和4年9月に基本協定を締結した「都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」は、東京都と渋谷区が共同し、民間の資金および経営能力の活用により相互に隣接する都有地と区有地の一体的な活用の実現を図るものです。
この地区の有効活用についてはかねてから地域住民から切望されており、地元アンケート結果等を踏まえつつ地域課題を解決するため、都立児童会館の文化を継承する創造文化教育に資する施設、旧区立渋谷小学校体育館の地域開放機能を引き継ぐ多目的ホール、都心の憩いの場として多様な人々が集まるインクルーシブな都市公園の再整備などを行います。当該施設は地域住民のための避難所や帰宅困難者の受入施設としても活用してまいります。
このような背景から、渋谷区はこの事業を推進する自治体としての重要な責務を負っており、美竹公園において準備工事を実施する必要があることから、本年10月25日に美竹公園を利用禁止とし、仮囲いを設置いたしました。

また、渋谷区では、かねてから長期化・高齢化した路上生活者を対象にした、住まいの確保を優先し地域生活への移行を支援するハウジングファースト事業(注)や、就労し自立を目指す路上生活者への支援として、都区共同で実施している路上生活者対策事業を行っております。
美竹公園においても、継続したお声かけを行ってきており、仮囲い設置の際には、福祉事務所を通じて3名にシェルターを案内し、2名がアパートでの生活を始めております。
なお、公園を不法に占用できないことはかねてからご説明を重ねており、速やかに荷物を移動するよう、公園内の路上生活者へのお声かけや、文書によりお伝えしております。また、美竹公園が利用禁止であることも重ねてお伝えしておりますが、現在も公園内にとどまっているかたがいらっしゃいます。

このたび、令和4年第四回定例会で、美竹公園の工事着手に向けた環境整備にかかわる補正予算が議決されました。本件は、園内の占用物件撤去工事およびその準備工事の着手に向けて、通行人などの安全確保のため仮囲い等追加設置などを行うとともに、安全に工事を進められるよう、妨害などに対する措置を講じるもので、近日中に実施する予定です。
区では引き続き、福祉的アプローチを行いながら、工事に着手できる環境を整えるための準備を進めてまいります。

一方、路上生活者の社会復帰ではなく、公園で起居することを目的として活動している一部の団体に対し、美竹公園が利用禁止であることをお伝えしておりますが、美竹公園における現在の不法占用の状態を継続できる代替地を用意するよう要求がありました。区は公共施設における不法占用を認めることはできないため、この要求をお断りしております。
当該団体に対しても、福祉的な提案をしながら、引き続き法律や条例に基づき適切に対応してまいります。

(注)ハウジングファースト事業とは、渋谷区独自事業であり、住まいを提供するだけでなく、その後の生活支援までを行っているものです。これまでの取組実績としては、巡回相談で延べ2,581人にお声かけし、シェルターに入居したかたは88人、アパートに入居し地域生活に移行したかたは62人となっております。(平成28年度から令和3年度までの実績)

お問い合わせ

ステップアップ事業に関すること

まちづくり第三課都市再生事業推進係

電話

03-3463-2628

公園に関すること

公園課公園維持係

電話

03-3463-2876