元ニューヨーク市交通局長ジャネット・サディク=カーン氏との意見交換(大山街道整備事業について)
元ニューヨーク市交通局長ジャネット・サディク=カーン氏との大山街道整備事業に関する意見交換のページです。
更新日
2024年7月3日
渋谷区では、ニューヨーク市のタイムズスクエアの歩行者空間化や400マイルに及ぶ自転車レーン敷設などの公共空間再編を手掛けた、元ニューヨーク市交通局長ジャネット・サディク=カーン氏と、渋谷区の道路整備に関する意見交換を行っております。
本ページでは、大山街道整備事業に関する意見交換の様子を紹介します。
第2回|2024年5月13日(月曜日)
区役所本庁舎15階スペース428にて、大山街道(宮益坂・道玄坂)の整備計画をプレゼンしたのち、実際に現地を歩きながら、意見交換を行いました。
現地視察では、御嶽神社などに残る大山街道の歴史のほか、沿道の再開発と一体的に進めようとする道路整備計画に、強い関心を持たれていました。
サディク=カーン氏からは、「5年前に、『よりスピード感を持って取り組もう!』と話したときから、道路整備が大きく進んでいることが分かって嬉しい」との言葉をいただきました。
第1回|2019年5月23日(木曜日)
宮益坂と道玄坂を実際に歩きながら、意見交換を行いました。
宮益坂では、歩行者中心の道路空間実現のために開催している社会実験の模様を見て、路面への塗装や暫定的なストリートファニチャーの設置などを通じて道路整備に繋げた、ニューヨーク市の取組みとの類似点を指摘されました。
道玄坂では、歩道が混雑している様子を見て、道路空間は自動車のためだけに機能するのではなく、歩行者、自転車、自動車の利用実態に合わせた空間配分をすべきとの意見をいただきました。
また、この日、サディク=カーン氏が議長を務めるグローバル・デザイニング・シティ・イニシアチブが発行した「グローバル・ストリート・デザイン・ガイド」を推奨する日本初の自治体として、署名を行いました。「グローバル・ストリート・デザイン・ガイド」は、世界の街路の事例を集めた歩行者中心の街路デザインのための手引書です。安全で持続可能な街路・公共空間をデザインするツールとして推奨し、歩行者中心の道路政策を進める意思を世界に発信しました。
ジャネット・サディク=カーン氏について
2007年から2013年までニューヨーク市交通局長として、タイムズスクエアの歩行者空間化や400マイルに及ぶ自転車レーン敷設などの公共空間再編を手掛けた、交通と都市の変革に関する世界的権威。2024年現在、ブルームバーク・アソシエイツ創立代表、グローバル・デザイニング・シティ・イニシアチブ議長を務め、世界中の都市で人間に焦点を当てた新しい道路デザイン基準を導入しています。
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