（しぶや区ニュース令和4年10月1日渋⾕区制施行90周年記念特集号1面より抜粋）
こんにちは、長谷部健です。
新型コロナウイルスの第7波も渋谷区内だけでなく全国的に落ち着きを見せつつあります。区民の皆様におかれましては、感染予防にご協力いただいていることに感謝申し上げます。
 
今年は、渋谷区制施行90周年になります。
1932年（昭和7年）に渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町の3町が統合され、東京市渋谷区となったのが始まりです。初代区長の岸本千秋氏から現在まで15名が歴任され、複数期を務められた方もいらっしゃるので、私が25、26代目となります。また、公選制が復活してからは、天野房三氏（15～19代）が務められ、私で4人目となります。90年前の渋谷区は、野原が広がるとてものどかな場所で、都市として発展した現在の様子とは大きく異なります。この90年の間には第2次世界大戦や、東京で開催された2度のオリンピック・パラリンピック、東日本大震災など、さまざまなことがあり、多くの困難も乗り越えての現在だと思います。歴代の区長や区議会、また区民の皆様方のたゆまぬ努力の結晶だと思うと、私としても気持ちが引き締まります。
 
今年はコロナ禍ということもあり、90周年を祝う大々的なイベントはありませんが、くみんの広場など、さまざまな機会を通じてPRしていきます。90周年の記念ロゴマークには、渋谷区内の障がい者支援事業所と桑沢デザイン研究所の学生の協力により生まれた、シブヤフォントを採用しました。「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」らしい素敵なロゴマークです。また、記念誌もこれまでの90年の振り返りと、100周年を見据えたこれからの10年の渋谷区をテーマに制作しました。多くの区民の方々に取材協力をいただき、親しみやすい記念誌ができました。楽しんでいただけたらと思います。一部区立施設や一部書店でも無料配布させていただきます。特設サイトでの閲覧や電子ブックの無料ダウンロードもできますので、ぜひ、ご覧ください。

最後に、季節の変わり目になります。寒暖差もあり、台風などもまだまだ心配です。くれぐれもご自愛いただき、健やかに渋谷の秋をお過ごしください。