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令和8年第2回区議会定例会での発言

更新日

2026年6月11日

(令和8年6月3日(水曜日)、第2回区議会定例会本会議で述べた長谷部健区長の発言を掲載します。)

令和8年第2回定例会 区長発言

本日ここに、令和8年第2回渋谷区議会定例会を招集し、提出議案についてご審議をお願いすることとなりました。
この機会に、当面する区政の課題についてご説明申し上げ、区議会および区民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと思います。

1 初めに、地域コミュニティの活性化についてです。

地域課題の解決や防災力向上のため、地域コミュニティの活性化は区政の最も重要な課題の一つです。平成29年から実施している「渋谷おとなりサンデー」は、活性化の施策として、ご近所の住民同士が気軽につながる機会を創出することを目的としています。
回を重ねるごとに、町会や商店街、各種団体との連携が進展し、幅広い世代が参加できるイベントが数多く企画されるなど、地域のつながりの創出という成果が着実に現れています。
今週末6月7日の一斉開催日には、区内各所で様々な催しが予定されていますので、多くの区民にご参加いただき、そこからさらに多くのつながりが芽生えることを期待しています。

2 次に、広報についてです。

「渋谷のラジオ」は、東日本大震災の教訓を胸に開局した地域に根ざしたコミュニティFMです。災害時には、地域の皆様に必要な情報をお届けする手段として、平時には、「聴くラジオから、出るラジオへ」を合言葉に、地域の皆様に出演していただく場として、地域コミュニティの活性化に貢献してきました。
そして本年4月「渋谷のラジオ」は開局10周年という大きな節目を迎えました。これまで積み重ねてきた「しぶや区ニュース」と連動した企画や、区内イベントの紹介といった取組を、これからも大切に続けていきます。
いざという時の備えをしっかりと固めるとともに、人と人とがつながるコミュニティの場の一つとして、地域に根ざした情報発信に、引き続き、力を注いでまいります。

3 次に、茅野市宿泊助成事業についてです。 

災害時相互応援協定を締結している茅野市に宿泊した区民への助成事業が、今月からスタートしました。
現時点で65か所の宿泊施設が参加しており、本区と茅野市がこうした取組を開始することへの期待や歓迎の声を頂いていると伺っています。また、現地でのアクティビティへの助成については、ロープウェイやカヌーなどに加え、地元の方との交流や文化に触れられるような体験も対象となっています。
ぜひ、多くの区民にご利用いただき、平時から住民同士の交流が育まれることを期待しています。

4 次に、福祉について3点申し上げます。

1点目は、介護事業所への支援についてです。
世界情勢の動向により物価上昇の先行きが不透明な中、介護事業所が安定的に介護サービスを提供できるよう、都の補助対象外の事業所へ、区独自に光熱費、食材費および燃料費の補助を継続するため、本定例会に補正予算案を提案しています。
2点目は、終活サポート事業についてです。
区民から高い関心が寄せられ、区議会からも強くご要望のあった終活サポート事業について、社会福祉協議会と連携し、来月から区役所5階で「渋谷区終活よりそい相談室」をスタートします。単身高齢者が多い本区の特性や家族形態の多様化を踏まえ、住まい、葬儀、相続などの相談に丁寧に対応しながら、必要に応じて司法書士や弁護士などの専門相談も案内し、誰もが安心して暮らし続けられる環境を整えてまいります。
3点目は、地域包括支援センターについてです。
本区では、課題の複雑化・複合化に対応するため、属性や世代を問わず広く相談を受け止める体制を強化しており、本年4月に開始した生活困窮分野に加え、10月からは新たに子供分野にも対応し、課題の早期把握や関係機関による支援につなげてまいります。
また、こうした取組により業務範囲が広がる中、夜間の相談利用が少ないなど利用実態を踏まえた見直しが必要となっていることから、より効果的・効率的な運営を図るため、終了時刻を19時から18時に変更します。本定例会には、関連条例の改正案を提案しています。

5 次に、渋谷区DX推進基本計画の策定についてです。

本区では、デジタル技術を活用し、行政サービスと区民の暮らしの質を一体的に向上させるための改革、すなわちDXを推進しています。こうした取組の方向性を明確にし、全庁が共通の目標のもとで一丸となって施策を展開していくため「渋谷区DX推進基本計画」を策定しました。
AIをはじめとする技術革新が急速に進む中にあっては、分野ごとに先進的な取組を積み重ねていくだけでは十分とは言えません。全庁的かつ中長期的な視点に立って、行政サービスの在り方そのものを見直していくことが必要です。
区政のあらゆる分野において、DXの取組を更に前進させ、区民にとって、より便利で、より質の高い行政サービスの提供につなげてまいります。

6 最後に、教育について申し上げます。

いよいよ本年8月、西原キャンパスが開校します。当初計画では全5校での使用予定でしたが、ロードマップの見直しにより、代々木中学校、幡代小学校、西原小学校の3校が、順次、利用する予定です。
青山キャンパスと同様「未来の学校」の先駆けとして、生徒がより主体的に学ぶ場となる「ラーニング・コモンズ」を整備するとともに、最新のICT機器を活用し、創造性、探究心、協働力を育み、ちがいを活かし合える教育環境を整備しています。
また、青山キャンパスでは、広尾中学校、松濤中学校に続き、神南小学校が移転することにより、小中学生が一堂に学ぶ、より豊かな教育環境となります。小学生にとっては初めての仮設校舎での学校生活となることから、スクールバスの運行など、児童が安心して通学できる体制を万全に整えてまいります。

以上、当面の課題について申し上げましたが、本定例会には条例案5件、令和8年度一般会計補正予算案1件、契約案件7件、専決処分の承認について2件、同意案件1件、報告案件10件をご提案しております。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

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