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令和7年第4回区議会定例会での発言

更新日

2025年12月10日

(令和7年11月26日(水曜日)、第4回区議会定例会本会議で述べた長谷部健区長の発言を掲載します。)

令和7年第4回定例会 区長発言

本日ここに、令和7年第4回渋谷区議会定例会を招集し、提出議案についてご審議をお願いすることとなりました。
この機会に、当面する区政の課題についてご説明申し上げ、区議会および区民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと思います。

1 初めに、ポイ捨てごみ対策についてです。

これまで、本区では「自分のごみは、自分で持ち帰る」ことを基本として、ポイ捨て禁止の啓発活動を行ってきました。
また「きれいなまち渋谷をみんなでつくる」という理念の下、各地区の美化推進委員会のご協力により、区内の環境美化を保ってきました。
しかし、コロナ禍後に来街者が増加し、とりわけ訪日外国人が急増していく中、ポイ捨てごみも急増しており、これまでの美化・啓発活動だけでは、美しく健全な環境を維持できなくなってきたのが現状です。
このため、ポイ捨てごみ対策を抜本的に見直すこととし「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」の改正を行うこととしました。
まず「ポイ捨てを行った者」に対して科される罰則を、罰金から過料に変更することとし、違反抑止の強制力を高めます。
次に、ポイ捨てごみの多くは、飲食料品の容器や包装類であることから、繁華街などポイ捨ての多い地域において、コンビニやカフェなど飲食料品などを販売する店舗などに、ごみ箱の設置を義務付けます。
あわせて、事業者が店舗などや自動販売機のごみ箱の設置義務に応じない場合には、新たに過料を科すことで、制度の実効性を確保します。
渋谷のまちからポイ捨てごみを無くし、美しく健全な環境を維持するために、本定例会にこれらの対策を盛り込んだ条例の改正案を提案しています。

2 次に、ハチペイについてです。

デジタル地域通貨ハチペイは、今月で事業開始から4年目を迎えました。現在、総ダウンロード数は約19万2千件、うち区民認証をした利用者は約5万人、加盟店舗は4千8百店を超え、利用者および加盟店舗は着実に増加しています。
この3年間、ハチペイは地域経済活性化につながる様々な取組を行ってきましたが、一方で物価高騰が続き、特にお米の価格が高止まりしています。
このような状況を踏まえ、区民の皆様の食卓を応援するため、来月1日より一定期間内にハチペイでお米を購入した際、最大で50%のポイントを還元するキャンペーンを実施します。
当初、本キャンペーンは1回限りを予定していましたが、依然としてお米の価格が高騰していることから、来年1月にも第2回の実施を予定し、本定例会に補正予算を計上しています。
さらに、来年2月には、毎回ご好評のデジタル商品券の販売も予定しています。
今後もハチペイを活用し、地域産業の支援、そして区民の皆様の生活を支える取組を推進してまいります。

3 次に、福祉について4点申し上げます。

1点目は、障がい児のための日中一時支援施設「渋谷区にこっと原宿」についてです。
保護者の皆様から強い要望のあった本施設ですが、いよいよ来月18日に開設します。今年度は定員10人でスタートし、来年4月からは20人に増員して、特別支援学校に通う児童の健やかな成長と保護者の就労を支援してまいります。
2点目は、エアコン購入費助成についてです。
今夏は、東京都心で8月に最高気温が38.5度に達するなど、日本各地で平均気温が上昇し、統計開始以来、最も高い数値となりました。
このように、過去に例をみない気温の変化と熱中症のリスクに対応するため、来年度から、低所得世帯や一人暮らしの高齢者世帯などへ、エアコン購入費を区独自に助成できるよう、早めの購入や設置工事の準備を見据えて、本定例会に補正予算案をご提案しています。
3点目は、地域包括支援センターの機能拡充についてです。
地域包括支援センターでは、重層的支援体制整備事業の一環として、属性や世代を問わず、広く相談を受け止める機能を強化し、令和5年度から障がい分野の相談対応を開始しました。この機能をさらに拡充し、来年4月から新たに、家計の管理、住まい、仕事など生活困窮の相談にも対応するため、本定例会に関連条例の改正案をご提案しています。
福祉について4点目は、特別養護老人ホームけやきの苑・西原についてです。
現在、大規模改修の実施設計を進めており、入所されている人が区内の特別養護老人ホームへ移転された後、令和9年1月頃から工事に着手し、令和10年秋頃のリニューアルオープンを目指す予定です。
改修後は、2階と3階が特別養護老人ホーム、ショートステイに対応する高齢者施設に、1階が生活介護や就労継続支援、日中一時支援などに対応する障がい者施設となり、児童から成人、高齢者までが広く利用する施設となります。
この特徴を活かし、高齢分野と障がい分野の連携のもと、障がい福祉サービスから介護サービスへの円滑な移行や、福祉人材の育成・交流を進めるため、各分野のサービスに実績を有する渋谷区社会福祉事業団に、改修後の運営を一体的に委託する方向で検討を開始しました。今後、事業団が運営する他の高齢者・障がい者施設の老朽化なども考慮しながら、具体的な検討を進めてまいります。

4 次に、子育て支援についてです。

先週、改修を終えた本町リサイクルセンター内に「ほんまち子育てひろば」を開設しました。近隣にある3つの認定こども園の子育てひろばとも連携し、子供の感性と創造力を育み、豊かな成長を促すことができるようにしてまいります。

5 最後に、幡ヶ谷社会教育館についてです。

昭和50年の開設以来、地域の学びや文化活動の拠点として親しまれてきた幡ヶ谷社会教育館は、老朽化が進み、施設の更新時期に来ていることから、今後は、区有地と隣接する都有地と一体的に、新たな複合施設「幡ヶ谷二丁目施設(仮称)」として、建て替えを進めていくことを考えています。
新施設については、これまで以上に生涯学習、文化活動の機能を充実するとともに、笹塚子ども図書館を移設し、プレイパークなど子供向けの機能も取り入れ、多世代にご利用いただけるよう計画しています。
今後、基本計画について、地域団体との意見交換、地域住民・利用者を対象とした意見交換会を実施し、幅広くご意見を伺う予定です。地域の皆様の声を反映し、利用しやすい施設づくりに努めてまいります。
なお、現在の幡ヶ谷社会教育館は来年6月末をもって閉館し、新施設の整備に備えてまいります。整備期間中はご不便をおかけいたしますが、代替施設についても周辺エリアでご利用いただける区有施設などを丁寧に案内してまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

6

以上、当面の課題について申し上げましたが、本定例会には、条例案16件、令和7年度一般会計補正予算案1件、令和7年度国民健康保険事業会計補正予算案1件、契約案件1件、指定管理者の指定案件5件、その他案件1件、報告案件1件をご提案しております。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

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