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令和8年 新年交歓会 区長挨拶
更新日
2026年1月19日
(令和8年1月5日(月曜日)、令和8年新年交歓会で述べた長谷部健区長の挨拶を掲載します。)
令和8年 新年交歓会 区長挨拶
新年、おめでとうございます。
本日は、区民の皆様をはじめ、名誉区民、各国大使、多くの関係者の方々にご出席を賜り、新しい年を迎えることができ、大変嬉しく思います。
昨年を振り返りますと、HCC・本町コミュニティセンターのオープン、青山キャンパスの開校など、子育て、教育、福祉、防災など様々な分野において施策を推進してまいりました。また、渋谷駅周辺再開発、玉川上水旧水路緑道整備をはじめとして、これまで先人の方々が築き上げた歴史や財産など多くの地域資源を、これから先10年、100年先も見据え、次の世代に継承していけるよう、まちのリデザインを推進してまいります。
未来の学校プロジェクト
まず初めに、未来のプロジェクトについてです。昨年の夏から青山キャンパス仮設校舎での学びがスタートしました。探究学習をはじめとする子どもたちの多様な学習スタイルへの対応を目指して、ICT機器やラーニング・コモンズなど先進的な環境を活用し、創造力を育む学びが展開されています。
また、今年の夏から、スポーツセンター内の西原キャンパス仮設校舎での学びもスタートします。「未来の学校は、もう、ここにある。」というメッセージのもと、従来の仮設校舎の持つイメージを払拭するとともに、保護者や子どもたちが安心して、期待感を持って学校生活を送れるよう、引き続き、しっかりと準備を進めてまいります。
広尾中学校と松濤中学校は昨年より着工し、代々木中学校と神南小学校は今年から着工予定です。子どもたちと学校に集う人々が「ちがいを ちからに 変える」ことができる学校づくりを進めてまいります。
神宮前三丁目・けやきの苑
次に、特別養護老人ホームの整備についてです。
本区はこれまで、23区の中でも特別養護老人ホームの整備をトップクラスで推進してきました。現在、区内では、令和9年11月の開設に向けて、神宮前三丁目の国有地を活用した民設民営の特別養護老人ホームの建設が進んでいます。これにより、新たに特養60床に加え、定員52人規模のデイサービスが整備される見込みで、区も計画に沿って工事が進むよう工事費用の補助や地域の方との調整など、しっかりとサポートしています。
また、区立の特別養護老人ホームの改修にも計画的に取り組んでおり、平成3年の開設から約30年が経過した「けやきの苑・西原」については、令和9年1月から大規模改修工事に着手する予定です。この改修により、特養の居室の一部を多床室から個室に変更するとともに、1階部分を高齢者施設から障がい者施設に転換し、福祉の複合施設として整備する計画です。
これからも、高齢者人口の推移や施設利用のニーズを詳しく分析し、ベッド数もしっかりと確保して、必要な方が必要なときに施設を利用できるよう、着実に整備・改修を進めてまいります。
デマンド交通実証実験
続いて、渋谷区デマンド交通実証実験です。
昨年9月1日より、デマンド交通の実証実験をスタートしました。
坂が多く、南北の移動がしづらいなどの特徴のある本区では、すべての人の移動機会の向上を目指し、利用者の予約に応じて相乗りで運行することで、タクシー料金の約半額で利用できるデマンド交通を活用し、区民の生活の質を向上させることを目指しています。
特に、高齢者、障がい者、妊婦、子育て世帯の方など、移動に困難を抱える方々の生活をサポートするため、区は、約半額となったタクシーの利用料金から更に400円引きとなるGOチケットを実証実験開始時より配布しています。
GOチケットは、配布対象の方々から事前に申請をして頂き、毎月400円分のチケットを20枚上限で配布しておりますが、昨年の11月末時点で、約1,000人の方々に配布し、大変ご好評頂いています。引き続き、多くの方に利用して頂き、ご意見を頂ければと思っています。
また、昨年11月20日からはサービス名称をGOシャトルからGOエコノミーに変更し、経済的で合理的な移動手段というイメージを伝え、さらに、利用者からの要望が多かった、1予約で1席しか予約できなかったシステムを相乗りする2席まで予約出来るように、改良もいたしました。
これからも、本デマンド交通と様々な交通機関を併せて、誰もが移動しやすく、また高齢者や子育て世帯の方なども快適に住み続けられる街を目指して、先進的な取組を進めてまいります。
二の平渋谷荘
次に、二の平渋谷荘のリニューアルオープンについてです。
本施設は、令和5年6月に閉館したのち、約2年間に渡る大規模なリニューアル工事を経て、昨年7月に運営を再開いたしました。
新たな渋谷荘は、客室の増加や客室タイプの多様化、また、これまでにはなかったサウナなどの新たな機能も整備し、お越しいただいた区民の皆様から大変好評を頂いているところです。
長年親しまれてきた二の平渋谷荘を、これまで以上に皆様から愛される施設となるよう、今後もしっかりと運営管理に取り組んでいきます。
原宿の丘複合施設(仮称)
次に、原宿の丘複合施設(仮称)についてです。
ケアコミュニティ・原宿の丘は、築60年以上が経過し老朽化が進んだことから、地域の皆さまから寄せられた多くのご意見やご要望に基づいて「ケアコミュニティ・原宿の丘建て替え基本計画」を作成し、令和7年度から建て替え工事に着手いたしました。建て替え後は、区民施設機能、子育て支援機能、児童館機能、避難所機能を併せ持つ複合施設となる予定です。
原宿・神宮前地域のシティプライドを育む施設、誰もが快適に利用できるサステナブルな施設、より多くの人が広く利用できるインクルーシブな施設を目指し、令和11年度の開設に向け整備を進めて参ります。
玉川上水旧水路緑道再整備
次に、玉川上水旧水路緑道についてです。
玉川上水旧水路緑道では、地域における多様な活動を育むことを意図した「ファーム」というコンセプトのもと、地域に愛され、世界に誇れる空間となることを目指し、今まで以上に緑豊かな環境とするとともに、歩きやすくデザイン性のある園路、地域の方々が一緒にご利用いただける農園などを整備します。
これまで、約8年にわたり、地域の皆様のご要望を伺いながら進め、昨年3月には、笹塚緑道と大山緑道の一部区間が完成し、近隣の皆様からは、「歩きやすくなった」「夜は明るくなった」「きれいになった」というお声を頂いています。
現在、大山緑道や幡ヶ谷緑道などで順次工事に着手しており、本年中には全ての区間で着工を目指していきます。
引き続き、緑道再整備事業を進めることで、ササハタハツエリアの価値向上、シティプライドの醸成に繋げていきます。
にこっと原宿
次に、にこっと原宿についてです。
昨年12月18日、神宮前六丁目の明治通りにほど近い保育園跡地に、多くの保護者から強いご要望を頂いていた障がい児保育型の日中一時支援施設「にこっと原宿」を開設しました。
本施設は、特別支援学校に通う児童を、放課後や長期休暇期間に預かる区独自の施設で、今年度は定員10名でスタートし、来年度からは20名に増員して、児童の健やかな成長と保護者の就労を力強く支援していきます。
今後も、障がいのある人やご家族の意見、要望を伺いながら、「ライフステージに沿った切れ目のない支援」の実現を目指してまいります。
超短時間雇用
次に、超短時間雇用についてです。
本区では、障がいのある人が多様な働き方を選択できるよう、1回30分、1時間など短時間の仕事を希望する人と、短時間の仕事を依頼したい事業所をマッチングする「超短時間雇用事業」を、平成30年度から全国でも先駆的に推進しています。
事業実施にあたっては、渋谷区障害者就労支援センターが中心的役割を担い、これまで、区内の公衆浴場や飲食店、保育園などで、延べ35人の障がいのある人が清掃業務や製麺作業などの仕事に従事し、27の事業所で50件を超えるマッチングが実現しています。
このように、産官学民に福祉を加えた、渋谷らしい新たな取組に今後も力を入れてまいります。
初台地区公共施設整備
次に、初台地区公共施設整備についてです。
このプロジェクトは、出張所、区民会館、青年館が入っている初台区民施設と初台敬老館について、早期に建て替えを求める声を受け、施設の更新を進める事業です。初台区民施設については、現行法令では既存と同規模での建て替えができないことから、初台出張所は初台駅周辺の民間施設に移転して、地域の行政サービスを継続するとともに、区民施設と敬老館のそれぞれの敷地で建て替える施設を合わせて、現在と変わらぬ施設規模を確保することといたしました。新しい施設では、地域防災機能の強化を図るための防災備蓄倉庫の設置やバリアフリー対応、環境に配慮した設計を取り入れ、地域がつながるコミュニティ拠点として、多世代が安心して利用できる魅力ある施設づくりを進めてまいります。
スケジュールとしましては、令和10年度に初台児童遊園地敷地に仮設施設を設置することとし、その後、12年度には区民施設跡地施設、14年度には敬老館跡地施設をそれぞれ開設することを計画しており、さらに15年度には仮設施設を撤去し、再整備の上、初台児童遊園地をリニューアルオープンする予定です。
SHIBUYA NODOJIMAN
次に、SHIBUYA NODOJIMAN(しぶや のどじまん)についてです。
SHIBUYA NODOJIMAN(しぶや のどじまん)は、名誉区民の井上順氏が実行委員長を務め、音楽を通じて自己表現や仲間との交流を楽しむことで、歌唱による健康効果の増進、自分らしさの発見などウェルビーイングの向上や地域コミュニティの振興に寄与することを目的としています。また、みんなが主役の大会、というコンセプトに親和性の高い渋谷のラジオと連携して大会を盛り上げることで、災害対策のひとつである渋谷のラジオが機能するよう、認知度向上を図るものです。昨年、笹塚ボウルやタワーレコード渋谷店などで予選会が行われました。本選は本年2月7日に文化総合センター大和田さくらホールで、予選審査を通過した上位30組により行われます。
ぜひ会場に足をお運びいただき、大会を盛り上げていただきたいと思います。
きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例
次に、ポイ捨てごみ対策についてです。
これまで、本区では「自分のごみは、自分で持ち帰る」ことを基本として、ポイ捨て禁止の啓発活動を行ってきました。
また、「きれいなまち渋谷をみんなでつくる」という理念の下、各地区の美化推進委員会のご協力により、環境美化を保ってきました。
しかし、コロナ禍後に来街者が増加し、とりわけ訪日外国人が急増していく中、ポイ捨てごみも急増しており、これまでの美化・啓発活動だけでは、美しく健全な環境を維持できなくなってきたのが現状です。
このため、ポイ捨てごみ対策を抜本的に見直すため「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」を改正いたしました。
内容は、「ポイ捨てを行った者」に対して科される罰則を、罰金から過料に変更することとし、抑止力を高めます。
また、ポイ捨てごみの多くは、飲食料品の容器や包装類であることから、繁華街などポイ捨ての多い地域において、コンビニやカフェなど飲食料品等を販売する店舗等に、ごみ箱の設置を義務付けます。
あわせて、事業者がごみ箱の設置義務に応じない場合には、新たに過料を科すことで、制度の実効性を確保します。
改正条例は、本年4月1日以降、順次施行されます。今後も、渋谷のまちからポイ捨てごみを無くし、美しく健全な環境を維持するために、しっかりと対策を講じていきます。
デジタル地域通貨事業「ハチペイ」
最後に、デジタル地域通貨事業「ハチペイ」についてです。
ハチペイは、おかげさまで好評をいただき、現在のユーザー数は19万3千人に達し、そのうち、マイナンバーカードなどを使って区民認証をしていただいている人も6万人を超えました。ハチペイを使える店舗も増え、約4,900店舗となっています。昨年12月には、「ハチペイで食卓応援!お米購入で最大50%還元キャンペーン」を実施し、多くの皆さまにご利用いただきました。
また、長引く物価高騰が区民の皆さまの生活に大きな影響を与えていることから、本日から、「ハチペイで食卓応援!お米購入で最大50%還元キャンペーン」の第2弾を実施します。また2月から、区民限定でプレミアム率50%のハチペイデジタル商品券キャンペーンを実施します。このキャンペーンでは、1万5千円分のお買い物ができるデジタル商品券を1セット1万円で、お一人2セットまで購入できます。
デジタル商品券を購入し、お買い物で使うためには、スマートフォンにハチペイアプリをインストールすることや、マイナンバーカード等で区民認証をする必要がありますが、区内13カ所でサポート体制をとりますので、ぜひこの機会に使っていただきたいと思います。
その他、加盟店の売上向上や商店街の活性化を図るため、データ分析・活用事業を進めております。
以上、現在進めている施策の一部をご紹介させていただきました。今後とも、未来に向けた持続可能な行財政運営を推進し、区民福祉の更なる向上に取り組んでまいります。引き続き、区民の皆様、区議会、関係者の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、この一年が皆様にとって健康で、実りの多い年となることをご祈念し、新年のごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。