自治体の会計は、収入や支出による「現金主義会計」が採用されています。この方式では、現金の動きがわかりやすいといったメリットがありますが、資産の状況や負債といったストック情報や行政活動に要したコストなどの把握が難しいという課題もあるため、企業会計の手法で複式簿記を用いた財務書類を作成し、区の財政状況をよりわかりやすく公表するに至りました。
渋谷区では、平成20年度より総務省方式改訂モデルに基づく財務諸表を作成してきましたが、平成29年度から東京都方式に準じた財務書類を公表しています。
作成基準日
各年3月31日としています。
貸借対照表
区が保有している資産や負債の状況を表しています。資産には、土地や建物等の固定資産と、現金預金などの流動資産があります。負債には、特別区債や区職員の退職金など、将来負担しなければならない金額を計上しています。
行政コスト計算書
一会計期間の行政運営に伴う費用と、その財源としての収入金額を示した一覧表で、区の収支の状況を明らかにしており、企業会計の「損益計算書」に相当します。
キャッシュ・フロー計算書
一会計期間の現金の流れを表すもので、3つの活動区分「行政サービス活動」、「社会資本整備等投資活動」、「財務活動」ごとの現金収支を表示した一覧表です。
純資産変動計算書
一会計期間における貸借対照表の純資産が、どのように増減したかを表示した一覧表です。企業会計の「株主資本等変動計算書」に相当します。
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