環境政策課環境政策係
平成26年度入区

―今の仕事内容について教えてください。

「渋谷区環境基本計画」を推進することです。この計画は持続可能な社会の実現に向け、「くらし」、「みどり・生きもの」、「資源・ごみ」、「エネルギー・温暖化対策」、「意識」の5つの分野を柱に施策を進めているもので、私はその中で「意識」の分野において環境意識の普及啓発を推進する業務に携わっています。渋谷区内における環境活動を表彰する「渋谷サステナブル・アワード」の企画運営や、様々な新規事業の立案・実施、所管施設の改修事業など、業務はとても幅広いです。庁内の様々な部署や民間事業者と多くコミュニケーションをとる機会が多く、日々あちこちへ動き回っています。

―なぜ転職し、渋谷区で働くことを志望したか教えてください。

前職は商社で営業をしていたのですが、業界内の自社シェアを拡大させるより、社会全体のために仕事がしたいと考え、公務員への転職を検討するようになりました。高校生の頃からファッションに興味があった私にとって、渋谷は初めて「東京」の文化に触れた地であったこと、情報発信力が他の自治体に比べ抜きん出ていると魅力に感じていました。しかし一方、渋谷区が発信する情報は良いものばかりではなく、都市部ならではの課題が多く、負の情報も広く発信していることも併せて感じていました。私が好きな渋谷というまちが抱える課題を解決し、自分も渋谷区が持つ魅力を全国に発信していきたいという思いが、最終的な転職の決意に繋がりました。

―もうすぐお子さまが産まれるそうですね。

以前いた部署で作成に携わっていた「渋谷区アクションプラン」にある制度を活用し、育児休業を取得する予定です。育児休業をはじめ休暇取得にあたっては「周りに迷惑をかけてしまう」と遠慮してしまう職員が少なくないと感じています。渋谷区は「子どもは未来」と位置付けていますし、育児休業を取得する男性職員がもっと増えれば良いという期待も込めて、しっかりと育児に専念したいと思っています。

―新しい庁舎で「働きやすいな」と思うポイントはなんですか？

ICT基板の刷新による働き方改革の恩恵は大きいと思います。特にチャットツールは庁内のコミュニケーションそのものをメモとして簡単に見返せるため、正確な業務遂行に寄与しています。また、区役所に来なくても業務が遂行できる体制が構築されており、コロナ禍においては2020年の感染拡大当初からテレワークを実施し、業務が停滞することはありませんでした。加えて、細かいことではありますが会議室や物品の使用予約も全てオンラインで行っており、この簡便な予約システムがスムーズな業務遂行に大きく影響していると感じています。

―今後の目標について教えてください。

まずは現在の部署において、渋谷区独自の環境事業を具体化させたいです。数多くのサービスや付加価値を生み出す渋谷区だからこそ、環境問題やごみ問題などにも真正面から向き合うことは重要です。多様なステークホルダーと協力しながら実現を目指したいと考えています。

―最後に渋谷区役所への就職を希望している人にメッセージをお願いします。

渋谷区は「ちがいを ちからに 変える街。」です。それは職員であっても同じことが言えます。自分にしかない強みをもって渋谷区を希望していただければ、その強みを活かせる場所が必ずあると思います。強みをしっかりと育ててしっかりアピールしてください。