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【11月7日】~生ごみの焼却から消却へ~再生可能エネルギー利用の新型コンポスト/給食の食べ残しを燃やさず/処理環境負荷低減効果の検証を開始します

令和4年(2022年)の報道発表です。

更新日

2023年3月17日

渋谷区は、太陽光発電により自動で稼働する仕組みを取り入れた生ごみ処理機「スマートコンポスト」を使用し、渋谷区内の小学校給食の食べ残し減量の実証事業を行います。
昨年10月から12月、有機性廃棄物を高速分解処理する特性を持つ微生物群に着目し、生ごみを減量する実証事業を行いました(18世帯参加、生ごみ減量率89.5パーセント)。
今年は昨年の「手動による母材攪拌のコンポスト」を改良した新型コンポストを使用した取り組みにより、人的負担軽減や生ごみ減量効果の向上などについて、昨年との比較を行います。また、「スマートコンポスト」が環境に与える負荷を検証するため、二酸化炭素を主としたGHG(温室効果ガス)測定をあわせて行います。

実証事業の概要

実施事業

再生可能エネルギー利用の新型コンポストによる小学校給食の食べ残し減量の実証実験

実施期間

令和4年11月1日~12月23日

当実証事業に取り組む理由

渋谷区の家庭ごみおよび事業系一般廃棄物中の生ごみの量は年間約5万トンにのぼります。また家庭ごみは可燃ごみに占める生ごみの割合が高く、ごみの減量を推進するためには、生ごみの排出抑制が有効と考えられます。今年は、昨年に比して格段に性能を上げたコンポストを使い、微生物群による生ごみ分解処理を検証し、この方法が「新たな生ごみのリデュース方法」と位置付けられるのか、可能性を探っていきます。

当実証事業の詳細

昨年に引き続き、一定量の生ごみを約1日で98%消滅させる微生物群「コムハム」を活用します。昨年の事業との大きな違いは、改良型コンポストを使用することです。太陽光パネルを備え、再生可能エネルギーによる稼働を前提とした外部電源不要の「スマートコンポスト」は、生ごみ投入後の攪拌作業の自動化、コムハムの活性を促す加温機能、さらに生ごみ投入量データのクラウドへのアップロード機能等を搭載し、人的負担を極力抑え、かつ安定した生ごみの減量処理を目指します。また、生ごみを焼却しないことによる環境負荷低減効果を検証するため、環境効果測定の専門企業にGHG測定作業を委託し客観的な測定をあわせて行います。