プラスチックごみについて見直しましょう

  • 更新日:
    令和3年11月9日

【問い合わせ先】清掃リサイクル課リサイクル推進係(電話:03-5467-4073)

私たちが普段何気なく使っているプラスチックは、海洋汚染をはじめ、地球環境へ様々な影響を与え、世界的に注目されています。このページでは、プラスチックに関するトピックを案内しています。皆さんも今一度プラスチックとの関わり方について考えてみませんか。

プラスチックの特徴

プラスチックは石油などの有限な資源により作られています。軽量で加工がしやすく、丈夫な素材のため、様々な製品や容器包装など幅広く利用され、私たちの日常生活や社会経済活動において、必要不可欠なものとなっています。一方で、プラスチックの中には、レジ袋やペットボトル、食品トレー、ストローなど一度使われると捨てられてしまうものもたくさんあります。

プラスチックが与える環境の変化

日本の現状

日本では、1年間に約850万トンのプラスチックごみが排出され、そのうち容器包装プラスチックは約半分を占めています。
出典:「プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 マテリアルフロー図」(一般社団法人プラスチック循環利用協会、2020年)

また、日本の人口1人あたりの容器包装プラスチックごみの量は32キログラムで、アメリカの45キログラムに次いで世界で2番目に多いという状況です。
出典:「Single-use plastics」(国連環境計画、2018年)

地球温暖化への影響

プラスチックは石油由来のため、焼却すると地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスが多く発生します。また、温暖化によって、地球全体の気候変動を引き起こし、記録的な猛暑や豪雨などの様々な自然災害のリスクが高まります。

資源の枯渇

プラスチックの原料である石油は有限な資源です。大量にプラスチックを生産および消費することは、いずれ資源の枯渇につながります。

海洋汚染や生態系への影響

プラスチックごみが不法投棄やポイ捨てなどにより、自然環境に流出してしまうと、雨や風により河川に入り、最終的に海へ流れ込んでしまいます。プラスチックは、自然環境で分解されにくい特徴を持つため、海へ流出すると、海洋汚染につながり、生態系にも悪影響を及ぼします。
クジラやウミガメ、海鳥などの海洋生物は、餌と間違えて海に漂流するレジ袋などのプラスチックごみを誤飲し、それが原因で餓死してしまう例が世界各地で報告されています。
また、陸や海へ流出したプラスチックごみの量は、世界全体で年間数百万トンと推計されています。さらには、2050年までに海中のプラスチックごみの量は、魚の量を上回ると予測されています。
出典:「The New Plastics Economy Rethinking the future of plastics」(World Economic Forum、2016年)

プラスチックごみを食べ、餓死してしまった海鳥
プラスチックごみを食べ、餓死してしまった海鳥の画像

海岸線に打ち上げられたプラスチックごみ
海外線に打ち上げられたプラスチックごみの画像

(提供:高砂淳二氏)

マイクロプラスチック

プラスチックごみのうち、直径5mm以下のプラスチックをマイクロプラスチックといい、大きく2種類に分類されます。
マイクロプラスチックは、海洋汚染の原因の一つとして挙げられ、海中の有害な化学物質を引き寄せやすいと言われています。海洋生物がエサと間違えてマイクロプラスチックを食べてしまうことにより、化学物質が体内に蓄積される可能性があります。 海洋生物だけでなく、魚などを食べる海鳥や哺乳類をはじめ、私たち人間への影響も懸念されています。

マイクロプラスチックの種類

種類 性質
1次的マイクロプラスチック 洗顔料や化粧品、歯磨き粉などに含まれるスクラブ剤などに使用されているマイクロビーズなどの微小なサイズで製造されたもの。
2次的マイクロプラスチック 発泡スチロールやペットボトルなど、大きなサイズで製造されたプラスチックが自然環境の中で劣化、破砕、細分化されてマイクロプラスチックとなったもの。

国や東京都のプラスチック対策

プラスチックが与える様々な課題に取り組むため、環境省は、令和元年5月に「プラスチック資源循環戦略」を、東京都は、令和元年12月に「ゼロエミッション東京戦略」をそれぞれ策定しています。
詳しくは、環境省「プラスチック資源循環戦略」(外部サイト)または東京都「ゼロエミッション東京戦略」(外部サイト)をご覧ください。
 

プラスチックごみ削減に向けて実践できること

  • マイボトルを持参してペットボトル飲料の利用頻度を減らすこと
  • マイバッグを使用してレジ袋をもらわないこと
  • プラスチック製のスプーンやフォークなどの使い捨て食器をもらわないこと
  • シャンプーやリンスなどは詰め替え製品を利用すること
  • 雑貨などのプラスチック製品は買いすぎに注意し、長く大切に使うこと
  • 再生素材を使用した製品や紙製、ステンレス製などの代替品をうまく活用すること
  • ポイ捨てしないこと
  • 街の美化、環境保全のため、積極的に清掃活動に参加すること

渋谷区の取り組み

 区では、プラスチックごみ対策として、次の取り組みを行っています。

 今後もプラスチックごみの削減や有効活用に向けて、更なる取り組みを進めていきます。