積極的な勧奨の差し控えにより子宮頸がん予防ワクチンの接種機会を逃した人への対応「キャッチアップ接種」

  • 更新日:
    令和4年11月1日

【問い合わせ】地域保健課予防接種係(電話:03-3463-1412)

子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年6月14日付の厚生労働省通知に基づき、積極的な接種勧奨は差し控えていました。
最新の知見を踏まえ、改めて安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和3年11月26日付の厚生労働省通知に基づき、令和4年4月から積極的な接種勧奨を再開しました。
これに伴い、積極的な勧奨の差し控えにより子宮頸がん予防ワクチンの接種機会を逃した人に、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行う「キャッチアップ接種」を実施します。

子宮頸がんとは

子宮頸がんは、子宮の出口に近い部分(子宮の頚部)にできるがんで、若い世代の女性に多いがんです。子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)で、性的接触のある女性であれば誰でも感染する可能性があります。感染しても多くの場合は自然に排除されますが、感染した状態が長く続くと数年から十数年かけて子宮頸がんを発症することがあります。子宮頸がんで苦しまないために、ワクチン接種と検診を受けることが大切です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を防ぐワクチンとして、子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン)があります。
また、区では、20歳から2年に1回、子宮頸がん検診を無料で実施しています。詳しくは、子宮頸がん検診およびがん一次検診のページをご覧ください。

キャッチアップ接種について

対象者

キャッチアップ接種1
対象者 令和4年度 令和5年度 令和6年度
平成9年4月2日から平成18年4月1日
生まれの女性で、過去に合計3回の
接種をしていない人
平成9年4月2日から平成19年4月1日
生まれの女性で、過去に合計3回の
接種をしていない人
平成9年4月2日から平成20年4月1日
生まれの女性で、過去に合計3回の
接種をしていない人


詳しくは、子宮頸がん予防ワクチンのお知らせ「キャッチアップ接種」(PDF264KB)厚生労働省キャッチアップ接種リーフレット(PDF1,393KB)HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省ホームページ) をご覧ください。

実施期間

令和7年3月31日まで

区からの通知時期

令和4年7月上旬に郵送

(注)予防接種予診票がお手元にない場合、渋谷区に転入した場合は、次のいずれかの方法により申請してください。

  • 電子申請
  HPVワクチン予診票(キャッチアップ接種用)発行申請(東京共同電子申請・届出サービス)から電子申請が可能です。
  利用規約に同意のうえ必要事項を入力し、申請してください。  
  • 電話
  渋谷区保健所地域保健課予防接種係(電話:03‐3463‐1412)

実施場所

23区内契約医療機関

渋谷区内の契約医療機関については、渋谷区子宮頸がん予防ワクチン実施医療機関一覧(PDF 158KB)をご覧ください。

接種できるワクチン

  • サーバリックス(2価)
  • ガーダシル(4価)

(注)9価ワクチン(シルガード)は公費接種の対象ではありません。希望する場合は自費接種となります。

交互接種について

2種類のワクチンの併用は、安全性・有効性が確認されていないためできません。3回とも、同じ種類のワクチンを接種してください。過去に接種したワクチンの種類が不明の場合は、接種を実施する医療機関の医師と十分に相談したうえで接種するワクチンの種類を選択してください。

ワクチンの有効性

公費で受けられる子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス、ガーダシル)は、子宮頸がんの主な原因であるHPV16型と18型のウイルスに効果があります。
このことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐことができます。

接種回数・スケジュール(接種間隔)

接種回数 3回

(注)過去に、1回または2回接種している場合は、公費もしくは自己負担に関わらず、既に接種した回数分の定期接種を受けたものとみなします。長期にわたり接種を中断していた場合も、接種間隔に関わらず、接種を初回からやり直すことなく、残りの回数(2、3回または3回目)を接種します。

スケジュール(接種間隔)

接種間隔について
ワクチン 標準的な接種間隔 標準的な接種間隔をとることができない場合の接種間隔
サーバリックス(2価) 2回目:1回目の接種から1か月
3回目:1回目の接種から6か月
2回目:1回目の接種から1か月以上
3回目:1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上
ガーダシル(4価) 2回目:1回目の接種から2か月
3回目:1回目の接種から6か月
2回目:1回目の接種から1か月
3回目:2回目の接種から3か月以上

接種時の持ち物

  • 子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチン接種予診票(キャッチアップ接種用)
  • 身分証明書(マイナンバーカード、健康保険証など)

(注)可能な限り、予防接種歴のわかる母子健康手帳などの書類も一緒にお持ちください。

接種費用

無料
(注)指定医療機関以外で受ける場合は有料となります。

ワクチンを受けた後について

接種後は体調に変化がないか十分に注意してください。詳細は、厚生労働省リーフレット「ワクチンを受けた後について」(PDF 1,295KB)をご参照ください。

ワクチンの副反応

接種後にみられる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

【HPVワクチン接種後の主な副反応】

頻度 サーバリックス ガーダシル
10パーセント以上 かゆみ、注射部位の痛み・赤み・腫れ、腹痛、筋痛・関節痛、頭痛、疲労 など 注射部位の痛み・赤み・腫れ
1~10パーセント未満 じんま疹、めまい、発熱 など 注射部位のかゆみ・出血・不快感、頭痛、発熱 など
1パーセント未満 注射部位の知覚異常、しびれ感、全身の脱力 手足の痛み、腹痛 など
頻度不明 手足の痛み、失神 など 疲労感、失神、筋痛・関節痛 など

                                              (2021年12月時点の添付文書に基づく)

また、ワクチン接種後に見られる副反応が疑われる症状については、接種との因果関係を問わず収集しており、定期的に専門家が分析・評価しています。その中には、まれに重い症状の報告もあり、具体的には次のとおりとなっています。

病気の名前 主な症状 報告頻度 (注)
アナフィラキシー 呼吸困難、じんま疹などを症状とする重いアレルギー 約96万接種に1回
ギラン・バレー症候群 両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気 約430万接種に1回
急性散在性脳脊髄炎(ADEM) 頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気 約430万接種に1回
複合性局所疼痛症候群(CRPS) 外傷をきっかけとして慢性の痛みを生ずる原因不明の病気 約860万接種に1回

(注)2013年3月までの報告のうちワクチンとの関係が否定できないとされた報告頻度

相談窓口

接種前の相談

副反応への懸念など、医学的な内容について
  • かかりつけ医
  • 接種を予定する医療機関
HPVワクチンを含む予防接種、その他感染症全般について
  • 厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口(電話:050-3818-2242)
対象者、接種期間、実施医療機関、予診票の再発行などについて
  • 渋谷区保健所地域保健課予防接種係(電話:03-3463-1412)

接種後の相談

体調不良などの気になる症状、医学的な内容について
  • かかりつけ医

  • 接種を行った医療機関

一般的な相談について
  • 東京都福祉保健局 感染症対策部防疫・情報管理課(電話:03-5320-5892)

HPVワクチンを含む予防接種、その他感染症全般について
  • 厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口(電話:050-3818-2242)

予防接種健康被害救済制度について
  • 渋谷区保健所地域保健課予防接種係(電話:03-3463-1412)



 

自費で接種した人に対する償還払いについて

キャッチアップ接種の対象者のうち、定期接種の対象年齢を過ぎてから子宮頸がんワクチンを自費で接種した方に、接種費用の助成を行います。

対象者

次の要件を満たす方

  1. 平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女性
  2. 令和4年4月1日時点で、渋谷区に住民登録がある人
  3. 定期接種の対象年齢時(小学校6年生から高校1年生相当)およびキャッチアップ接種にて、子宮頸がん予防ワクチンを合計3回接種していない人
  4. 定期接種の対象年齢(小学校6年生から高校1年生相当)を過ぎてから令和4年3月31日までに、日本国内の医療機関で子宮頸がん予防ワクチン(2価または4価ワクチン)を自費で接種した人

(注)定期接種の対象年齢とは、12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までをいいます。
(注)令和4年4月1日時点で住民登録のあった市区町村が、償還払いの申請先になります。渋谷区以外の人は、当該自治体にお問い合わせください。
(注)9価ワクチンは償還払いの対象外です。

申請期間

令和4年7月1日から令和7年3月31日まで

申請方法

次の書類を郵送または窓口にて提出してください。

  1. ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書(PDF152KB

  2. 被接種者の氏名・住所・生年月日が確認できる書類の写し(申請者と被接種者が異なる場合は双方のもの)                                                                                                                                                                                  申請時住所記載の住民票、運転免許証、健康保険証(両面)などいずれかひとつ
  3. 振込希望先金融機関の通帳またはキャッシュカードの写し(口座番号などの確認用)
  4. 接種記録が確認できる書類の写し                                                                                                                                                                                                                                                              母子健康手帳「予防接種の記録」欄、予防接種済証または接種済の記載がある予診票など                                                                                                                                                                                                                   ない場合は、ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書(PDF65KB)を、接種を受けた医療機関に記入してもらい、提出してください。その際の文書料は自己負担となります。

  5. 接種費用の支払いを証明する書類(原本) 【省略可】                                                                                                          領収書および明細書、支払証明書など

(注)申請者と被接種者が異なる場合、必要書類が不足している場合などは、追加の書類をもとめることがあります。
(注)5.の書類がない場合は、省略して申請することも可能です。ただし、助成する金額は、支払った接種費用の金額に関わらず、区が設定する上限額となります。  

送付先 

〒150-8010(住所不要) 渋谷区役所 地域保健課 予防接種係 宛

   

助成金の交付

申請書類をもとに区の審査・決定後、「決定通知書」を送付し、ご指定の金融機関の口座に決定支給額を振り込みます。

支給額

実費に相当する額(最大3回接種分まで)
(注)接種を行った医療機関に支払った接種費用になりますので、初診料および接種に要した交通費・宿泊費・文書料などを除きます。

上限額

1回接種につき、17,600円(税込)

(注)接種費用の支払いを証明する書類がない場合は、1回接種につき17,600(税込)になります。