HIV/エイズ・性感染症について

  • 更新日:
    令和3年8月2日

【問い合わせ】地域保健課感染症対策係(電話:03-3463-2416)

HIV/エイズの現状

国内のHIV感染者・エイズ患者の報告数は増え続けており、平成30年には累積患者数が3万人を超えました。 都内でも、平成30年にHIV感染者・エイズ患者合わせて422件の届出がありました。
年代で見ると、HIV感染者はこれから社会を担っていく20代、30代に多くなっており、エイズ患者は40代が最も多い傾向です。

HIV感染者およびAIDS患者の累積報告数のグラフ

HIVとエイズとは

HIV感染とは、体の中にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が存在している状態をいいます。
自覚症状がほとんどないため、本人が気づくことは困難です。  
エイズとはHIVによって体の免疫力が低下し、その結果として、本来なら自分の力で抑えることのできる病気(日和見感染症)など様々な合併症が出た状態をいいます。ただし、その場合も合併症の治療を行い、また、HIV感染の治療により免疫力を回復させることができます。  

HIVの主要な感染経路は性行為による感染であり、性行為を行う全ての人に感染する危険性があります。

HIV/エイズ治療について

HIV感染症とエイズの治療は急速に進歩し、早期治療を開始したHIV感染者は健常者と同等の生活を送ることができるようになりました。  
さらに、抗HIV療法は他人へHIVを感染させる危険性を減らすことが分かりました。
そのためにも、HIVを早期に発見して適切な治療を開始することが必要です。 心配なことがあったらすぐにHIV検査を受けましょう。

HIV/エイズに関する情報の詳細は下記リンクをご参照ください。

性感染症とは

「性行為で感染する病気」を総称して、性感染症といいます。
ウイルス、細菌、原虫などが、性器、泌尿器、肛門、口腔などに接触することで感染します。しかし、症状が軽かったり、なかったりすることもあり、気づかない間に進行していることがあります。
性感染症には性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒、淋菌感染症、B型肝炎などがあります。

梅毒患者の増加

梅毒患者報告数は男女ともに増加しています。2014年以降、患者数は急増し、特に女性の患者報告数が増加しています。
男性は20歳代~40歳代、女性は20歳代で増えています。

東京都における梅毒男女別患者報告推移のグラフ

口腔性交(オーラルセックス)でも感染します

膣性交や肛門性交(アナルセックス)だけでなく、口腔性交(オーラルセックス)でも感染します

感染しても症状がない・痛みやかゆみがないことがあります

梅毒に感染しても、症状がない、皮膚に症状がでても痛みやかゆみがないことがあります。
また、最初の症状は1か月ほどで自然になくなるため、気が付かないことや、治ったと思い込むことがあります。
心当たりがあるときは、梅毒検査を受けましょう。症状が既にあるときは、医療機関を受診しましょう。

症状がなくても感染します

自覚症状がなくても、症状が自然に消えてしまっても、治療をしない限り梅毒の病原体はからだの中から消えていません。自覚症状がないときにパートナーに感染させてしまうことや、梅毒に感染している自覚症状のないパートナーから感染することがあります。

パートナーも治療することが大切です

自分だけが治療してもパートナーから再感染する、またはその逆もあるので、パートナーも完全に治すことが必要です。

何度でも感染します

梅毒は治療をすれば完治する病気ですが、病原体の性質上免疫はできないので、感染を繰り返すことがあります。治療した後も、引き続き、コンドームを正しく使用し、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。また、症状がなくても、検査を受けることで、早期発見・早期治療ができるので、定期的に検査を受けましょう。

妊娠中は特に注意!お腹の赤ちゃんへの感染について

梅毒に感染している妊娠中の女性から、梅毒がお腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。お腹の赤ちゃんに感染すると、死産、早産、新生児死亡、障害を持って生まれることがあります(先天梅毒)。
妊婦健診は必ず受けましょう。

性感染症とはどんな病気か

各疾患についてわかりやすく説明している東京都性感染症ナビ(外部サイト)のページにリンクします。

HIV抗体検査/性感染症検査

渋谷区保健所ではHIV抗体検査を匿名・無料で実施しています。

検査のご案内

渋谷区保健所

検査日:原則第3木曜日 9時30分~11時
結果日:原則第4金曜日 9時30分~11時
場所:渋谷区子育てネウボラ5階(渋谷区宇田川町5-6)
申込方法:電話予約(地域保健課感染症対策係:03-3463-2416)
予約受付:月曜日~金曜日 8時30分~17時15分
(注)同時に梅毒、B型肝炎ウイルス検査も受けることができます。
(注)医師が直接結果を伝えます。証明書発行や、電話・ファクスなどによる照会、本人以外への結果告知は一切できません。
(注)感染の機会から60日以上経過した後に、検査を受けてください。

東京都新宿東口検査・相談室

検査日:月曜日~金曜日 15時~20時、土曜日・日曜日 13時~17時
場所:新宿区歌舞伎町2-46-3 SIL新宿ビル2階
申込方法:電話予約(東京都新宿東口検査・相談室:03-6273-8512)、聴覚言語障がいの場合はFAX(03-6273-8532)
予約受付:月曜日~金曜日:15時30分~19時30分、土曜日・日曜日:13時~16時30分(匿名・無料)

(注)予約受付は祝日を除きます。
(注)結果は検査の一週間後以降に医師から本人に口頭で告知します。
(注)詳しくは東京都新宿東口検査・相談室ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

性感染症Q&A

どのようにすれば感染を予防できますか?(厚生労働省)

  1. NO SEX(セックスしない)    
    • 不特定多数や見知らぬ相手とは性行為をしないといったような、ノーセックスも予防のための選択肢のひとつです。
  2. SAFE SEX(安全なセックス)    
    • 今は特定の相手しかいなくても、過去に他の人と性的接触があれば、過去のパートナーからの感染の可能性があります。ふたりとも感染がないことを確かめておくことが大事です。
  3. SAFER SEX(より安全なセックス)    
    • コンドームを正しく使うことが、性感染症の予防に有効です。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる性感染症もあるため、コンドームを使用しても、100%予防できると過信はせず、皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。

Q2.一度治療すれば、その後は感染しませんか?

A2.ほとんどの性感染症は、何度でも感染するおそれがあります。治療後も性感染症の予防(コンドームの使用、パートナーの治療等)に気を付けなければなりません。

Q3.自覚症状がない人からも、感染することはありますか?

A3.自覚症状がはっきりしない性感染症もあります。自覚症状のない人から感染することもあります。

Q4.なぜパートナーも受診しなければいけないのですか?

A4.性感染症の多くは免疫ができません。  このため、自分だけが治療しても、パートナーが感染していれば、再感染がおこります。 

Q5.感染していないか不安なのですが、どうしたらいいですか。

A5.性感染症に感染しているかどうかは、検査で分かります。心配な方はHIV抗体検査/性感染症検査をお受けください。  
HIV抗体検査/性感染症検査は保健所にて匿名・無料で実施しています。
渋谷区ではHIV、梅毒、B型肝炎の検査を実施しています。  

また、東京都新宿東口検査・相談室(電話:03-6273-8512)では平日・夜間・土曜日・日曜日に、HIV抗体検査を実施しています。  
もし、すでに症状がある場合は医療機関を受診しましょう。
性感染症を担当する科は病院によって名称が異なります。受診は性病科や感染症科のほか、皮膚科、男性であれば泌尿器科、女性であれば産婦人科などでも診療しています。必ず受診前に医療機関に確認しましょう。

感染症の治療で大切なことは、医師から「治った」と言われるまで、きちんと治療を続けることです。