首都直下地震をはじめとする災害に伴い発生した廃棄物を迅速かつ適正に処理するため、「渋谷区災害廃棄物処理計画」を策定しました。本計画では、自然災害を対象としており、災害廃棄物処理における課題(事態等)を想定し、災害廃棄物の処理体制等を定めております。
災害廃棄物
災害廃棄物とは、災害によって発生、または被災者や避難者の生活に伴って発生する廃棄物のことです。例えば、倒壊した家屋などから発生するがれき、避難所ごみ、し尿や片付けごみなどがあります。災害時、渋谷区は家庭から発生するごみに加えて、災害廃棄物の収集・処理をします。
災害廃棄物発生量の推計について
本計画は、「渋谷区地域防災計画」における最大規模の被害想定である「東京湾北部地震マグニチュード7.3(冬18時、風速8m/秒)」により災害廃棄物の発生量の推計をしています。
災害がれき
約73万トン
し尿
- 避難所からのし尿:1日あたり約7万リットル
- 在宅避難者からのし尿:1日あたり約5万リットル
- 帰宅困難者からのし尿:1日あたり約14万リットル
生活ごみ
- 片付けごみ:1年あたり約2,562トン
- 家電4品目:1年あたり約10万台
- 生活ごみ(避難所):1日あたり約14トン
- 生活ごみ(在宅避難者):1日あたり約59トン
災害時のごみの収集について
災害時、道路などの被害状況によっては、通常のごみ収集ができないことが想定されます。収集体制を確立後(発災後4日以降を想定)、衛生面の観点から腐敗しやすい生ごみなどを優先に収集する場合があります。迅速なごみの処理のため、以下の点へのご理解とご協力をお願いします。
- 災害発生からおおよそ3日間は、ごみを自宅で保管する
- ごみの分別に努める
- すぐに回収する必要のない古紙類などは排出を控える
- 被災とは関係のない粗大ごみは出さない
収集開始日や詳細な排出・分別のルールについては、災害時にも渋谷区ホームページ、渋谷区公式SNSやチラシなどで周知しますので、排出する前に確認していただくようお願いします。また、平時から、家庭にある不用な物の整理を進めましょう。
トイレ(し尿)について
災害時、断水により自宅のトイレが使えない場合、トイレは我慢することができませんので、簡易トイレ(携帯トイレ)を使用することになります。使用済み簡易トイレ(携帯トイレ)は、衛生上の観点から、以下のように処理したものを収集します。なお、排出場所については、ごみの収集と同じように渋谷区からお知らせをします。それまでは、路上などに投棄せず、ベランダなどで保管してください。
- 衛生上の観点から、使用済み簡易トイレ(携帯トイレ)は、ビニール袋を二重にし、口を固くしばる。その際、新聞紙などの可燃物を混入させる
- ビニール袋の破損を防ぐため、空気をできるだけ取り除く
地区集積所、仮置場について
災害時、道路などの被害状況によっては、通常のごみ収集ができないことが想定されます。そのため、日頃から利用している集積所から収集できない場合があります。その場合は、地区集積所を設置し、そこから収集することとなりますので、その場所までお持ちくださるようにご理解とご協力をお願いします。また、災害廃棄物等が多量に発生する場合、収集やその後処理のため、一層の分別が必要となります。このため、保管場所となる仮置場を設置します。仮置場の選定にあたりましては、近隣の方にはご負担をかけることとなりますが、ご理解とご協力をお願いします。
お問い合わせ
清掃リサイクル課リサイクル推進係
電話 | 03-5467-4073 |
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