中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年に初めて報告された新しい種類のコロナウイルス(MERS-CoV)によって起こるウイルス性呼吸器疾患です。
感染経路
ヒト以外とヒトとの感染
動物からヒトへの感染経路は十分には解っていません。しかし、ラクダがMERS-CoVの主要な保有宿主で、尿、肉からはヒトへのMERS感染の動物感染源となっている可能性があります。
ヒトからヒトへの感染
飛沫によって人から人へ感染します。ヒト-ヒト感染する可能性が高いと思われる医療施設で、患者が集団発生しています。しかし、これまでのところ、持続的な地域社会での集団感染は報告されていません。
症状と治療
症状
感染してから2~14日後に、呼吸器症状(発熱、咳、息切れや呼吸困難など)を引き起こします。感染しても症状が出ない場合もあります。
治療
特別な治療方法やワクチンはなく、症状を軽くするための対症療法が行われます。合併症の治療も平行して行われます。
感染から身を守るために
- 手洗いなど一般的な衛生対策を心がける
- 流行地では、ヒトコブラクダなどの動物との接触をできる限り避ける
- 未殺菌のラクダの乳など加熱不十分な食品を避ける
お問い合わせ
地域保健課感染症対策係
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