
加熱用を除き、生の豚肉は販売・提供できません(E型肝炎について)
豚肉(内臓を含む)は生食用として販売・提供することが禁止されています。
更新日
2023年3月17日
食品衛生法に基づき豚肉(内臓を含む)を生食用として販売・提供することは禁止されています。E型肝炎ウイルス、食中毒菌及び寄生虫による食中毒のおそれがあること、E型肝炎ウイルスや寄生虫は内部汚染であるため内部までの加熱以外のリスク低減策が考えられないことから、豚肉は生では食べられません。
E型肝炎ウイルスとは
E型肝炎ウイルスは豚肉やシカ肉などの生肉に付着しているウイルスで、日本でも1999~2005年の間に118件の感染が報告されています。食品を介しても、2003年に鹿肉からの感染事例がありました。感染経路は主に経口感染で、空気・飛沫感染の報告はありません。子供や妊婦などで免疫力が弱っている方は特に注意が必要です。
どのような症状?
症状は発熱、腹痛、悪寒などで、まれに劇症化すると黄疸や肝炎を引き起こします。E型肝炎の治療法は対処療法しかなく、劇症化すると命に係わる場合もありますので、豚肉を食べる際は必ず中心部まで加熱してください。
予防方法は?
前述のとおり、加熱すること以外リスク低減策がないため、中心まで十分に加熱して食べるようにしてください。
また、手洗いをしっかりと行うこと、生肉の扱いに十分注意することで、包丁や野菜などからの二次汚染による感染を防ぐことができます。日頃の調理工程を再度見直してみましょう。
まとめ
- 豚肉は「加熱用」として販売・提供しなければなりません。
- 豚肉を販売・提供する場合には、肉の中心部まで十分な加熱が必要である旨の情報を提供しなければなりません。
- 豚肉を使用して、食品を製造・加工または調理する場合は、肉の中心部まで十分に加熱しなければなりません。(中心部の温度が63度で30分間以上もしくは75度で1分間以上など)
- 野菜などの二次汚染による食中毒事例も見られます。生肉調理時の取扱いにも十分注意してください。
関連ページ
- E型肝炎ウイルスの感染事例・E型肝炎Q&A(厚生労働省のホームページ)
- 豚のお肉や内臓を生食するのは、やめましょう(厚生労働省のホームページ)
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