渋谷区勢概要2024
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ずけ面上仏木造風え造印迎山日矧えろ拝傍岩片待正明亀き342345木造十一面観音立像 所在地 西原三丁目31-1 真言宗・代々木山 雲照寺(非公開)立像をいただく十一面観音立像で 本像は、頭上に十面と化す。現在は、頭のすべてを後世に作り直している(このうち一面を欠く)状態ですが、本来十一面観音像として造立されたことは確かです。腰をわずかに左にふり、右足を前に出して立つ細身で優美な姿は、平安時代後期の特色をよく伝えています。頭部から両足まで一本の針葉樹材で通し、像の内部をくり抜かない一の洗練された表現様式を巧みにいかした12世紀半ば頃の古像が当区に存在するのは稀有な例です。木造阿弥陀如来立像 所在地 東二丁目6-16 天台宗・慧いん 本像は当寺の本尊で、両手で来を表す阿弥陀如来立像で印らい 本像は、寶泉寺の本尊で、両手で来迎を表す阿弥陀如来立す。一本の針葉樹から彫り出し、これを前後に割り、その内側像です。一本の針葉樹から彫り出し、これを前後に割り、その造をくり抜いた割内側をくり抜いた割わり 体を伸ばして立つ姿や、水晶などを用いずに彫りこんで表現 体を伸ばして立つ姿や、水晶などを用いずに彫りこんで表現した目、頭髪も小粒にするという手法とともに、平安時代後期した目、頭髪も小粒にするという手法とともに、平安時代後期の作風を引き継いでいます。しかし、波型の髪際や着衣の細やの作風を引き継いでいます。しかし、波型の髪際や着衣の細やかで明快な衣から、鎌倉時代後期の洗練された表現が際立っかで明快な衣えから、鎌倉時代後期の洗練された表現が際立っています。お顔にわずかな整形を加えているほか、袖の大部分ています。お顔にわずかな整形を加えているほか、袖の大部分を修復しているものの、13世紀後半頃の像容を損なわずに伝存を修復しているものの、13世紀後半頃の像容を損なわずに伝存した本像は、区内に伝わる秀れた鎌倉時代の作例として重要でした本像は、区内に伝わる秀れた鎌倉時代の作例として重要です。      〈区指定有形文化財 平成19年3月1日指定〉す。      〈区指定有形文化財 平成19 年3 月1 日指定〉という技法によっています。都〈区指定有形文化財 平成19年3月1日指定〉薬王院 寶泉寺(非公開)という技法が用いられています。矧めんじょうづくりぼくいちざんにちわりはぎつくりはぎもん文もん文という技法が用いられています。ぶつみやこふうらいごういんごうつくりいし阿弥陀石棺仏 所在地 東三丁目10-13 曹洞宗・渋谷山 福昌寺 石棺仏とは、古墳時代の石棺を転用して、そこに仏像を彫り込んで路の対象としたものです。本石棺仏は、古墳時代中後期頃の家型石棺のふたを利用して、中心部に阿弥陀如来立像が浮彫りにされています。山 この石棺の材質は、兵庫県高砂市付近を産地とする播磨竜石と考えられ、阿弥陀如来が彫られた時期は、南北朝時代頃と推定されますが、保存状態は比較的良好です。和歌山県から運ばれたものと伝えられ、昭和25年頃に当寺に寄進されました。〈区指定有形文化財 平成19年3月1日指定〉阿弥陀一尊図像板碑 所在地 東四丁目9-1 白根記念渋谷区郷土博物館・文学館です。下部を欠損 この図像板碑の材質は、秩父産の緑泥しておりますが、中心部に阿弥陀如来像が光条を放つ姿で線刻されています。「月供養」の文字が刻まれて、紀年銘と思われる「文」という文字を中心にして、その左右に供養者名と考えられる文字が彫られていたことが痕跡から窺えます。 板碑の形態や現存する図像板碑の類例から、15世紀後半頃に制作されたと思われ、「文」は文という年号が想定され、本図像板碑が室町時代中頃に制作されたものと推定できます。ぼうはいらいりょくつきまちしょうぶんに立て庶民が礼〈区指定有形文化財 平成19年3月1日指定〉、あるいは文か文たつやまへんがんでいぶんぶんめい

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