339342絵馬「大江山鬼退治之図」 その一・その二 所在地 渋谷三丁目5-12 金王八幡宮 延宝3年(1675)金王八幡宮に奉納されたもので、室町時代に流布した『御子」に基づく絵馬です。この鬼退治物語を描いた絵馬は各地の社寺に奉納されていますが、「討ち入り場面」(その一)と「鬼退治場面」(その二)の2枚の絵に表現したものは作例としても珍 しいものです。大きさは2枚とも縦78.5cm×横105cmです。算額 所在地 渋谷三丁目5-12 金王八幡宮 古代中国から伝えられ、江戸時代に独自の発展を遂げてきた和算の額で、和算家が数学の問題や解答を書いて神社などに奉納したものです。神社に解決を感謝するとともに問題を広く伝えるという意図もあったようです。算額の風習は、明暦年間 (1655~58)のころから始まったと考えられています。現在残っている算額の多くは、着色され、装飾的な傾向から目立ち易いものです。 金王八幡宮には3点の算額が伝えられていますが、宮益町 (当時)の在住者により奉納されました。ぞうとぎさん がく』に収められている「大江山の酒伽草呑童し子おじ〈区指定有形民俗文化財 平成5年2月5日指定〉〈区指定有形民俗文化財 平成5年2月5日指定〉② 安政6年(1859)4月 山本庸三郎貴隆 奉納しゅてんどう① 嘉永3年(1850)5月 海老沢惣右衛門正恭 奉納③ 元治元年(1864)2月 野口冨太郎源定則 奉納
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