261交通安全計画交通安全運動交通安全日交通安全絵画コンクール交通安全協議会違法駐車等防止対策違法駐車等防止重点地域コミュニティバス(ハチ公バス)交通安全施設の整備や交通安全教育の実施など、交通安全対策の総合的かつ計画的な施策を推進することを目的に、交通安全対策基本法第26条第1項に基づき、昭和46年度より5か年計画として策定されている大綱である。令和3年度から令和7年度までの、第11次交通安全計画を実施中である。毎年、春と秋に渋谷区交通安全運動が実施される。歩行者、特に子どもとお年寄り、身体の不自由な人など、交通の場における弱者の安全確保、および自転車・二輪車の事故防止等を運動の重点とし、「世界一の交通安全都市 SHIBUYAを目指して」を交通事故防止対策スローガンに、安全運転の励行、正しい交通ルールの実践を呼びかけ、交通事故の根絶を期している。原則として、毎月10日を渋谷区交通安全日と定め、普及啓発活動を通じ交通事故及び交通渋滞の防止、駐車秩序の確立を目指し、交通ルールを守って無事故で模範交通の日となるよう区民に呼びかけている。毎年、区内の小学生を対象に交通安全絵画コンクールを実施している。この事業を通し、児童の交通安全意識の高揚を図るとともに、優秀作品については、ポスターやポケットティッシュの図柄に使用するなど交通安全の啓発普及に活用している。区内の行政機関と交通機関、その他関係団体が相互の協力体制を持ち、強力かつ効果的な区民運動を推進し、交通事故のない安全な住みよい渋谷区を築くため「渋谷区交通安全協議会」が設置されている。違法駐車等は、道路本来の機能である交通の流れを妨げ、渋滞や交通事故を招くことになり、緊急自動車などの到着が遅れ、貴重な人命が失われることにもなりかねない。そのために、平成8年より「渋谷区違法駐車等の防止に関する条例」を制定し、施行した。違法駐車等防止のための施策を重点的に実施する地域を指定する。現在渋谷地域(渋谷駅を中心とした地域)、原宿地域(原宿駅を中心とした地域)、笹塚・幡ヶ谷地域(笹塚駅及び幡ヶ谷駅を中心とした地域)の3地域を指定している。コミュニティバス(ハチ公バス)は、高齢者・障がい者等の社会参加を促進するとともに、区民・来街者に対する移動手段の拡充に向けて、誰もが利用しやすい公共交通機関の提供を目指し、平成15年3月より運行を開始した。現在「恵比寿・代官山循環夕やけこやけルート」「本町・笹塚循環春の小川ルート」「神宮の杜(もり)ルート」「丘を越えてルート(上原・富ヶ谷ルート)」の4ルートが運行しており、それぞれ区施設や駅、公共施設等を経由している。バス停は200~300mの短い間隔で設置し、車両は段差のない広い乗降口や車椅子のまま乗車できるスペースがあるなど、高齢者や障がい者に配慮がなされている。
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