渋カツナビ2025
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● まちって不思議ですね。「居心地がいいな」と思える場所があると、心も身体も健康になるようです。ちょっとつらいなと思っている時に一緒にいてくれたり、話を聞いてくれる人がいる場所があるだけでもありがたい。一人になれる場所があるだけでも癒しになる。ローカルアクションはどんなに小さくてもそういう場所への第一歩なんだなと感じます。(紫牟田)● 今日はお天気が良いから、おいしいコーヒーを飲みたいから、あの人に会えるかもしれないから。きっかけはなんでも良くて、まちに出てみる。いつもより少しだけ足を伸ばしてみる。ちょっと勇気を出してだれかと話してみる。そこからローカルアクションが、はじまるのだと思いました。(玉木)● 渋谷にも住宅地があって、小学校があって、家族がいたり、一人で暮らしていたり、だれかに会いにカフェに行く人、ほとんど外に出ない人、花壇に花を植える人、お年寄りの家の電球を替えに行く人、だれかと手をつないで隣町まで歩く人、いろんな人たちが、いろんなことで悩んだり、笑ったりしながら小さくでもつながりながら暮らしている。一人ではないと思えることが生活の支えになるのだと思えました。(橋本)● 「セキュアベース」という言葉があります。人が安心して自分らしくいられる場所。心の安全基地とも言われます。与えられた役割を演じなくても、なにかをつくり出さなくても、役に立とうとがんばらなくとも、だれからも(もちろん自分からも)批判されずに、ただここにいていいよと受け止めてくれる居場所。そのような場所があると、人は逆に、自分からなにかに挑戦したい!なにかをつくりたい!だれかの役に立ちたい!という気力が生まれてくるそうです。居場所が結果として、まちを活気づけるのかもしれませんね。なんて素敵なサイクル!(阿部)バックナンバー取材を終えて渋カツナビ 2024特集:私の地域デビュー渋カツナビ 2025渋谷区役所発行 2025年3月15日発行日 渋谷区役所区民部地域振興課制作 企画 一般社団法人マネージング・ノンプロフィット(左京泰明、加藤房秀)株式会社Future Research Institute(紫牟田伸子、玉木裕希)編集 紫牟田伸子(p16-17、p26-29)取材・文 玉木裕希(p6-9、p12-15、p18-23) デザイン 阿部太一(TAICHI ABE DESIGN INC.)+田村京太撮影 橋本貴雄表紙イラスト 加納徳博冊子をご希望の方は、渋谷区役所地域振興課窓口までお越しください。e-bookでもお読みいただけます。PDFはこちらからダウンロードできます。スマホでQRコードから 郵送で〒150-8010 渋谷区宇田川町1-1 渋谷区役所 地域振興課編集部からお便りお待ちしております!渋谷の未来を動かすローカルアクションマガジン『渋カツナビ』はいかがでしたか?これからもローカルアクションを応援する『渋カツナビ』を充実させるために、ぜひご意見・ご感想・ご提案など、お寄せください。ローカルアクションで楽しかったこと、失敗したこと、“あるある”など、なんでも結構です。みなさんからのお便りをお待ちしています!

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