渋カツナビ2025
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どもたちを見守りながら育っていたけど、そこには戻れない。私たちは、育つ子どもの遊びを守るための場所、自分の足で行かれて勝手に遊んで帰れるところが必要だと思って活動しています。プレーパークは、「空間」と「時間」と「仲間」という「三間」を確保することが大事と思っています。子どもたちは少しでも自由な時間があれば、遊びに来る。でも自由な遊びの大切さに気づいていない親はたくさんの習いごとをさせてしまっています。一緒にプレーパークを体感すると、だんだんと気づいてくれますけどね。プレーパークで重要な存在がプレーリーダーなんですね。子どもたちと遊ぶだけじゃなくて、時には親とコミュニケーションをとることで、親も救われたりしています。他にも場の安全確保やケガ対応などさまざまな役割を担っています。本当にプレーリーダーってすごいんです。私たちはもともと子どもたちが中心だったけど、いまは親たちが変わっていくことで、地域が変わることにつながるのかなと思っています。 神代いまって居場所ブームじゃないですか。居場所をつくろう、見つけようと簡単に言うけど、そもそも大人が関係づくりの機会を用意しないとつながれない、この社会自体が相当大変な状況なんだと思う。だから、ちょっと思いのある大人たちがつながりあって「地域の子」ととらえて、だ●住所:代々木2-44-11-1F●営業時間:平日13:00〜17:00●電話:03-3379-7479●メール:info@children.ne.jp●ウェブサイト:https://www.children.ne.jp/ 斜めの関係ができるまちに写真提供/NPO法人東京少年少女センター―21活動紹介地域に子どもの異年齢集団活動の輪を大きく広げることを願い1982年に創立。2000年11月にNPO法人化。フリースペース「よよぎゆうゆう」や「遊びは冒険クラブ」の運営をしたり、地域の子ども・親・青年が自主的に運営している子ども集団の活動や行事をサポートしている。よよぎゆうゆう乳幼児親子から小中学生まで、だれでもいつでも利用できるスペース。乳幼児向けのおもちゃ、小中学生向けのカードゲームやボードゲーム、みんなで遊べるドミノやカプラなど優良な遊具がそろっている。毎週木曜日の15時から17時は外遊び(いどうゆうゆう)を行っている。渋谷区こどもテーブル(※1)登録事業。NPO法人東京少年少女センター

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