Shibuya_booklet_fix
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― 多様な人々が混じり合って変化をしていくのが、渋谷の大きな特徴ですね。元エリマネの事務局長も務められていた寄本さんから見て、渋谷の魅力とは改めてどのように感じていますか?寄本健:渋谷が世界一だと思っている人がたくさんいる、ということではないでしょうか。特に、第一部で渋谷の100年の歴史、そしてこれからの100年の変化についてのお話がありましたが、携わってきた方々が渋谷を世界一にしようとしているんだな、と改めて思いました。― 寄本さんは「渋谷ファッションウイーク」も運営されていますが、こちらはどのようなご活動をされていますか?寄本健:「渋谷ファッションウイーク」では街中を舞台にしたランウェイなど、ファッションやアート、デザインにまつわるさまざまな取り組みを行っていますが、目指しているのは、瞬間的なイベントだけではなく、ファッションについて語り合い、次に何をするかを考え続けられる、そういったプラットフォームになりたいと考えています。― 渋谷駅周辺では毎週のようにさまざまなイベントが行われていますが、大西さんが運営に携わっていらっしゃる、「渋谷盆踊り」はコロナ禍を経て4年ぶりに開催されましたね。大西陽介:渋谷の課題でもあるポイ捨てや落書き、ハロウィーンで悪ふざけをする人が増えているというのは、渋谷が誰のものでもないという意識があるからだと感じていました。地域の人間もいる、ということを見せる場として、あえて盆踊りを渋谷でやることにしました。地域の方と企業、海外の観光客が仲良く交流している姿をみると本当にやってよかったなと思います。33

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