道玄坂上渋谷マークシティ宮益坂上歩行者ネットワーク断面4F3F2FGLB1B2渋谷ヒカリエアーバン・コア駅施設提供/東急株式会社渋谷スクランブルスクエア渋谷フクラスデッキ動線地下動線スカイウェイ2027年度以降完成予定今後の未来像として、歩行者ネットワークという観点で見ていくと、電車や道路で妨げられることなく、デッキレベルでどこにでも安全に歩いていけるようになります。また、整備した後の維持管理の面では、公共スペースをうまく活用しにぎわいを生み出すとともに、そこで上げた収益をまた公共空間の管理に還元していく仕組みを官と民でしっかりと連携しながら取り組んでいければと思っています。― 渋谷駅前エリアマネジメントの坂井さん、にぎわい創出の取り組みについて教えていただけますか?坂井代表:先ほど開発の話をしましたが、一方で、そこから街をどう運営していくのかという重要なテーマもあります。行政が管理する道路空間と、民間が持つビル、今まで、そこを繋ぐ組織はありませんでした。それをエリアマネジメントという仕組みでしっかり連携していこうということで活動をしています。おかげさまで渋谷駅前エリアマネジメントは、今年10年を迎えました。渋谷駅前エリアマネジメントでは、ルールを作る協議会と実行する社団法人、この二つの組織体を運営しています。公共の場所を使うので、しっかりと協議会でルールを作り、そのルールに基づいて公共空間を活用し、そこから上がった収益で街のにぎわいづくりや道路管理など、まちづくりに還元していくという仕組みになっています。取り組みの一例では、周辺施設と連携した不測の事態に備えた合同防犯訓練の実施や、渋谷区と一緒にサイン整備を行い、分かりやすい、見やすいサインづくり等も行っています。また、先ほど区長からアロープロジェクトのお話がありましたが、こちらのプロジェクトに参画し、工事現場の仮囲いを活用したアート施策にも取り組んでいます。ファッション・音楽・アートの街“渋谷”として、街中でアートを感じていただけるような施策を展開し、世界からもっと注目されるような渋谷発のカルチャーを皆さんと一緒に作っていくことがまさにエリアマネジメントの使命だと思っています。― 駅と街が一体となることで、災害に強い街、そして、にぎわいのある渋谷に、さらに進化していくのだなということがよく分かりました。ご登壇者の皆さま、ありがとうございました。銀座線東横線副都心線乗換えコンコースJR線JR1階コンコース田園都市線半蔵門線31
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