○渋谷区の公文作成の基準に関する規程の解釈及び運用方針について

昭和44年3月31日

渋総総発第62号

総務部長通知

本日付で渋谷区における公文書作成の指針となる渋谷区の公文作成の基準に関する規程が制定され、昭和44年4月1日から適用されることとなりました。

ついては、下記事項をその具体的な運用基準として運営されるよう所属職員に周知徹底をお願いします。

第1 総則的事項(第1条関係)

渋谷区の公文作成の基準に関する規程(以下「公文規程」という。)の適用対象となるのは、区長の補助執行部局において用いられる公文の全てである。

(一部改正…22年96号)

(1) 公文は、全て日本の文字を用いて作成されるべきものである。公文規程は、この前提に立つて制定されている。

(一部改正…22年96号)

(2) 公文規程は、公文書そのものを対象としているのであり、公文書作成に用いる用紙、表記手段等に関する事項は対象としていない。

(3) 公文中に引用する文には、引用という事柄の性質上公文規程の定める漢字、送り仮名、仮名遣いについての制限規定は適用がなく、原文どおり引用して差し支えない。

(一部改正…49年73号)

2 公文書作成に用いる用紙、公文の表記手段等

公文規程は、その性質上公文に関する事項以外の事項については規定しなかつたが、公文書(帳票類を除く。)作成に用いる用紙、表記手段等については、次のとおりとする。

(1) 用紙

原則としてA4判の大きさの紙を縦長に用いる。

(一部改正…10年118号)

(2) 表記手段

原則として、起案文についてはワードプロセッサー等による印字又は青色若しくは黒色のインクのペン若しくはボールペンによる手書きにより、施行文についてはワードプロセッサー等による印字又は印刷若しくは複写による。

(改正…10年118号)

(3) 文書のとじ方

文書は、左とじとする。ただし、縦書文書のみをとじるときは右とじとする。

縦書文書と横書文書を一つにとじる場合の縦書文書は、左側に余白のあるものにあつては左側をとじ、左側に余白のないものにあつては裏返してとじることとなる。

3 公文書に関する他の規程

公文書に関する規程の主たるものとして、公文規程以外に次のものがある。公文書作成については、公文規程のほかこれらの規程に従うこと。

(1) 渋谷区役所処務規程(昭和40年渋谷区訓令甲第14号)

次の事項を定めている。

ア 文書の記号及び番号(第25条)

イ 起案(第31条)

ウ 起案文書の登録(第33条)

エ 文書等の発信者名(第35条)

オ 事務担当者の標識(第36条)

カ 浄書及び照合(第45条)

キ 公印の押印(第46条)

(改正…22年96号)

次の事項を定めている。

ア 公印の事前押印(第10条)

イ 公印印影の印刷(第11条)

ウ 電子計算組織による公印の印影打ち出し(第12条)

(改正…22年96号)

次の事項を定めている。

ア 支出命令書等の首標金額の表示に用いる数字等(第12条)

イ 支出命令書等の金額、数量等の訂正方法(第13条)

(一部改正…22年96号)

第2 公文の種類(第2条関係)

公文書は、その性質、使用目的等に応じ、公文規程第2条各号に掲げられた種類の公文のいずれかを用いて作成すること。

辞令文、起案文等については、特に形式を定める実益に乏しいこと、特定の形式を定め得ないこと等により、公文規程においては、一括して「不定形文」として扱うものとされている。

第3 公文の形式(第3条関係)

1 横書き及び縦書きの区分

公文は、条例、規則、訓令及び告示を除き、原則として左横書きとする。ただし、規程形式を用いない告示については、左横書きとすることができる。

(一部改正…10年118号)

(1) 不定形文以外の公文

公文規程の別記1から別記9までに定めるところに従い、横書き又は縦書きとする。

(2) 不定形文

ア 起案文

(ア) 起案文のうち伺い文の部分は、横書きとする。

(一部改正…10年118号)

(イ) 起案文のうち本文の部分は、その内容に応じて(1)に定めるところに従い、横書き又は縦書きとする。

イ 起案文以外の不定形文

原則として横書きとする。

2 公文規程で定められた形式により難い公文

公文規程で定められた形式によらなくてよい公文は、次のようなものとする。

(1) 通信文、証明文等で、その形式が法令等により定められているもの

(2) 法定受託事務等の執行に関する公文で、その形式をその事務執行に関する法令等で定められた他の公文の形式に準ずることが事務執行の円滑化に資するもの

(一部改正…22年96号)

3 公文規程で定められた形式以外の形式を定める場合及び公文規程に形式の定めのない公文について新たに形式を定める場合の手続

その公文に係る事務執行を主管する課の課長が文書課長と協議して定める。

(一部改正…24年2号)

4 教示文及び事務担当者氏名の表記位置

(1) 行政不服審査法(昭和37年法律第160号)第57条の規定に基づく審査庁等の教示に関する文を記載する場合は、主たる公文の末尾に主たる公文から少し離して、主たる公文の形式に準じて書く。

(2) 公文書に事務担当者の氏名等を記載する場合は、主たる公文の末尾に主たる公文から少し離して右寄りに書く。

なお、(1)の記載がある場合は、(1)により記載した文の次に記載する。

5 配字位置等

(1) 一般原則

ア 文の最初の行及び新たに起した行の初めの1字分は、空白とする。ただし、表彰文等については、空白としない。

イ 句読点を用いない文(表彰文等)については、句読点を使うべき箇所を1字分空白とする。

ウ 文の項目を細別する記号の次には、読点又はピリオドを打たず、1字分空白とする。

エ 「なお」、「おつて」、「また」等を使つて完結した前の文に対する独立した形の補足説明等をする文を続けるときは、行を変える。

オ 「ただし」、「この」、「その」等を使つて文を続けるときは、行を変えず、前の文に続ける。

(2) その他

ア 公文規程の別記で、特に配字位置について指定のない部分については、公文書作成に用いる用紙の大きさ及び字の大きさとの均衡を考慮して、出来上がつた公文書の体裁がよくなるよう適当な位置に収める。

イ 句点については、1字分のスペースを配するのが原則であるが、完結する文の最終字が行の最後の位置を占めるときの句点は、次の行の最初の位置に配することをせず、当該完結する文の最終字に係る行の末尾に配するようにする。

読点の位置についても、句点の場合に準ずる。

(例)

画像

第4 公文の文体、用語等(第4条関係)

1 公文の作成の基本方針

(1) できるだけ平易な言葉、無理のない言い回しを用いる。

(2) 誤解を生ずるおそれのない言葉、行き届いた言い回しを用いる。

(3) できるだけ簡潔な言い回しを用いる。

2 公文の文体、表現等

(1) 文体

公文の文体は、原則として「である」体を用いる。ただし、伺、願、届、申請、照会、報告等に類するものは、できるだけ「ます」体を用いる。

(2) 構成及び表現

ア 文語調の表現はできるだけやめて、平易簡明なものとする。

(例)

これが処理→その処理

せられんことを→されるよう

ごとき、ごとく→のような、のように

~をして~せしめる→~をして~させる

いまだ、いまだに→まだ

イ 文章は、できるだけ区切つて短くし、接続詞や接続助詞などを用いて文章を長くすることを避ける。

ウ 文の飾り、曖昧な言葉、回りくどい表現は、できるだけやめて、簡潔で、論理的な文章とする。敬語についても、なるべく簡潔な表現とする。

エ 内容に応じ、できるだけ箇条書きの方法を取り入れ、一読して理解しやすい文章とする。

オ 文章には、句読点を必ず用いる。ただし、辞令、賞状、証書等には、通常用いない。

(一部改正…22年96号)

(3) 文法

公文の文法は、義務教育課程において用いられる文法に従う。

3 用語

(1) 用語についての基本的留意事項

ア 特殊な言葉を用いたり、堅苦しい言葉を用いることをやめて、日常一般に使われている易しい言葉を用いる。

(例)

救援する→救う

懇請する→お願いする

一環として→一つとして

即応した→かなつた

イ 使い方の古い言葉を使わず、日常使い慣れている言葉を用いる。

(例)

彩紋→模様・色模様

ウ 言いにくい言葉を使わず、口調のよい言葉を用いる。

(例)

遵守する→守る

しゆんじゆんする→ためらう

エ 音読する言葉はできるだけ避け、耳で聞いて意味のすぐ分かる言葉を用いる。

(例)

画像

(×印は、「常用漢字表」(平成22年内閣告示第2号)にない漢字であることを示す。)

オ 音読する言葉で、意味の二様に取れるものは、できるだけ避ける

(例)

協調する(強調する)→歩調を合わせる

勧奨する(干渉する)→勧める

カ 「常用漢字表」にない漢字を用いて初めて分かる言葉を仮名で置き換えることはできるだけ避け、別の同意義の言葉を用いる。

(例)

欺罔→だます (「ぎもう」と書かない。)

キ 公文全体を通じて統一ある表現となるよう難易・正俗のむらのない用語を用いる。

ク 次に掲げる用語は、統一して用いる。

(ア) 人員の表示

「人」を用い、「名」は用いない。

(例)

所要人員10人

(イ) 様式の表示

「別記様式」、「別記第3号様式」、「別記第3号様式の2」とする。

(一部改正…56年287号・10年118号・22年96号)

(2) 特定の用語使用についての留意事項

ア 本来は文語体の用語であるが公文に使用して支障のない用語

(ア) 「あり」「なし」「同じ」

簡単な注記や表の中などでは用いてよい。

(例)

所有の有無 あり

障害発生の見込み なし

右に同じ

(イ) 「たる」

「たる」の形のみを用い、「たり」「たれ」等の形はどんな場合にも用いない。

(例)

渋谷区の代表者たる区長

調査権の発動たる説明要求

(ウ) 「べき」

「べき」の形のみを用い、「べし」「べく」等の形はどんな場合にも用いない。

(例)

提出すべき報告書

生きるべき道

論ずべき問題

イ 使用方法の紛らわしい助詞

(ア) 「と」

並列を表す意味に用いるときは、できるだけ最終の語句の後にも付ける。

(例)

渋谷と新宿との間

青と黒と赤とを用いる。

(イ) 「から」

時及び所について起点を示すときは、この語を用い、「より」を用いない。

(例)

三時から始める

部長から説明があつた

(ウ) 「の」

主語を示す場合に用いてよい。

(例)

条例の定めるところによる

用法の一定しない場合

(エ) 「ば」

「ならば」の「ば」は略さないで用いる。

(例)

文書が到達したならば、直ちに回覧する

(オ) 「な」

「な」の形のみを用い、「なる」の形は用いない。ただし、「いかなる」は用いてよい。

(例)

必要な書類

平等な扱い

ウ 使用方法の紛らわしい助動詞

(ア) 「う」「よう」

「う」「よう」は意思を表す場合にのみ用いる。ただし、「であろう(でありましよう、でしよう)」と用いる場合は推量を表す意味で用いてよい。

(例)

回答するであろう(推量)

回答しよう(意思。推量には用いない。)

(イ) 「ます」

「ます」の形のみを用い、「まする」「ますれば」「ませ(まし)」の形を用いない。

(例)

ありますが

ありますけれど

(ウ) 「ぬ」

「ん」「ず」の形のみを用い、「ぬ」「ね」の形は用いない。

(例)

知りません

知らずに犯した罪

(エ) 「まい」

打消しの推量を表す場合にも意思を表す場合にも用いない。

(オ) 「だ」

「だ」「だろう」「だつた」の形は用いないで「である」「であろう」「であつた」を用いる。

(3) 用語の改善についての留意事項

「法令における漢字使用等について」(平成22年11月30日付け内閣法制局長官決定)の定めるところに従い、分かりやすい用語を使用するよう留意すること。

(一部改正…10年118号・22年96号)

4 用字

(1) 漢字

第5の1、2及び3の項による。

(2) 仮名

外来語又は外国(漢字が国語の表記に用いられる国を除く。)の地名・人名は、片仮名で書く。ただし、「かるた」、「たばこ」などのような外来語の意識の薄くなつているものは、平仮名で書いてもよい。

(3) 数字

ア 縦書きの場合には、一、二、三、十、百(特に必要がある場合には壱、弐、参、拾)等の漢字を用いる。ただし、条文形式をとる公文中で条文の項を表す場合等は、アラビア数字を用いる。

表等の中では「画像」等の使い方をしてもよい。

イ 横書きの場合には、アラビア数字を用いる。ただし、次の場合には、漢数字を用いる。

(ア) 固有名詞を表す場合

(例)

渋谷三丁目

五島列島

(イ) 概数を表す場合

(例)

数十日 四、五日

(ウ) 数量的意味の薄い語を表す場合

(例)

一般 一部分 四分五裂

(エ) 桁の大きい数を表す場合

(例)

1,900億 120万

(オ) 慣習的な言葉を表す場合(ひとつ、ふたつ、みつつと読む場合)

(例)

一休み 二言目 四つ 五つ

(一部改正…22年96号)

(4) 外国文字

公文には、原則として外国文字を用いない。ただし、次のような場合には、例外的に外国文字を用いる。

ア 外国人をも対象とする申請書等の様式を定める場合で、その様式等に用いられた日本語の補足説明の用語として外国語を用いるとき。

イ 工事関係の起案文、設計図表等で計量の単位を簡略に表す必要がある場合に、その計量の単位の記号として計量単位規則(平成4年通商産業省令第80号)の定める計量単位についての略語を用いるとき。

ウ 工事関係の設計図面等の説明文中に通常工事関係者間で用いられる外国文字で表す記号を用いるとき。

エ 文の項目を細別する場合で特に必要があるとき(6の(2)のイ参照)

(一部改正…10年118号)

5 符号

(1) 通常用いる符号

公文に通常用いる符号は、次のとおりとする。

ア 「。」(まる。句点)

(ア) 文章を完全に言い切つたところに用いる。ただし、辞令、賞状、証書等には通常用いない。

(イ) 文章を列記する場合に、名詞形で終わるときは、原則として句点を付けない。ただし、名詞の字句の後に更に文章が続くとき又は「…こと」若しくは「…とき」で終わるときは、句点を付ける。動詞形で終わるときは、常に句点を付ける。

イ 「、」(点。読点)

文章の中で語句の切れ目に付ける読点として用いる。ただし、辞令、賞状、証書等には、句点と同様用いない。

(ア) 主語を表す「は」又は「も」の後には、読点を付ける。

(イ) 同種類の語句を並列する場合は、その間を読点で結ぶ。

a 名詞

2個のときは、「及び」、「又は」などで結び、3個以上のときは、最後の2個のみを「及び」、「又は」などで結ぶ。

最後が「その他」で終わるときは、「その他」の前に読点を付けない。

名詞を並列し、最後に「等」、「など」を用いるときは、「及び」とか「又は」は用いない。

b 形容詞(句)、副詞(句)、動詞(句)

「及び」、「又は」その他の接続詞で結ぶときも、その接続詞の前に読点を付ける。ただし、短い形容詞、副詞又は動詞を2個連続して用いるときは、意味の混同を来さない限り、読点を省略することができる。

(ウ) 長い条件句、条件文その他挿入句又は挿入文の前後には、読点を付ける。

(エ) 語と語とを結ぶ「かつ」の前後には読点を付けないが、句と句とを接続する「かつ」の前後には読点を付ける。

(オ) 文の初めにおく接続詞及び副詞の後には、読点を付ける。

(例)

また、なお、ただし、この場合において、したがつて、しかし、

(カ) 対句の場合は、対句の接続にのみ読点を付け、対句の中にある主語などには読点を付けず、対句を受ける述語の前にも読点を付けない。

(キ) 縦書文で億、万、千、百等の数詞を用いずに数を表す場合の数の桁を示す符号として用いる。

ウ 「・」(なか点)

(ア) 事物の名称等を列挙する場合であつて「、」又は「,」(横書文の読点として用いたときに限る。)を用いることが適当でないときは、それぞれの名称の間に用いる。

「・」を用いたときは、「及び」、「並びに」等の接続詞は原則として用いない。

(イ) 縦書文で億、万、千、百等の数詞を用いずに数を表す場合の小数点を示す符号として用いる。

(ウ) 縦書文の場合の省略符号として用いる。

エ 「,」(コンマ)

(ア) アラビヤ数字の桁を示す場合に用いる。

(イ) 横書文の読点として用いてもよい。

オ 「「 」」(かぎ括弧)

特に示す必要がある事物の名又は語句を明示する場合に用いる。

カ 「( )(丸括弧)

注記をする場合に用いる。

キ 「.」(ピリオド)

(ア) アラビヤ数字の小数点を示す場合に用いる。

(イ) 横書文の場合の省略符号として用いる。

(一部改正…22年96号)

(2) 特定の場合にのみ用いてよい符号

ア 「々」

漢字1字の繰返しの場合に用いる。ただし、複合語の中の別語どうしの場合は用いない。

(例)

民主主義

様々

イ 「〃」

表や簿記などに限り用いる。

(3) 通常用いない符号

次に例示するような符号は、これらを用いることにより、よりよく公文の内容が理解できると認められる場合等特に必要がある場合に限つて用いる。

ア 「『 』」(二重かぎ括弧)

イ 「〔 〕」(角型括弧)

ウ 「{ }」(くくり型括弧)

エ 「―」(ダツシユ)

オ 「~」(波型)

カ 「‐」(ハイフン)

キ 「→」(矢印)

ク 「{」「〔」(くくり)

ケ 「ゝ」「ゞ」「画像(繰返し符号)

6 文の項目を細別する場合の順序

(1) 細別順序の原則

ア 横書きの場合は、次の順序による。

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イ 縦書きの場合は、次の順序による。

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(2) 細別順序の例外

ア 条文形式を用いる公文の場合は、公文規程別記3に定める例による。

イ 細別が多段階にわたる場合は、(1)のア及びイを交互に混用するほかアルフアベツト又はローマ数字を用いてもよい。

ウ 細別が少段階である場合には、必ずしも「第1」又は「画像」から始める必要はない。

第5 使用漢字の範囲等(第5条関係)

(本条全部改正…49年73号、一部改正…56年287号)

1 常用漢字表使用上の注意事項

(一部改正…56年287号)

(1) 「常用漢字表」にある漢字で書き表せない言葉は、仮名書きにするか、又は別の言葉に換える。この書換え又は言換えの標準は、次のとおりとする。

ア 仮名書きにする。

(例)

画像

(×印は、「常用漢字表」にない漢字であることを示す。以下(イ)、イ、ウ及びエにおいて同じ。)

(ア) 仮名書きにする場合の基準その1

漢語でも、漢字を外しても意味の通る使い慣れたものは、そのまま仮名書きにする。

(例)

でんぷん あつせん

(イ) 仮名書きにする場合の基準その2

他によい言換えがなく、又は言換えをしては不都合なものは、「常用漢字表」にない漢字だけを仮名書きにする。

(例)

画像

イ 「常用漢字表」中の音が同じで、意味の似た漢字で書き換える。

(例)

画像

ウ 同じ意味の漢語で言い換える。

(ア) 意味の似ている、用い慣れた言葉を使う。

(例)

画像

(イ) 新しい言葉を工夫して使う。

(例)

画像

画像

エ 漢字を易しい言葉で言い換える。

(例)

画像

(一部改正…56年287号・22年96号)

(2) 「常用漢字表」にない漢字を用いた専門用語等であつて、他に言い換える言葉がなく、しかも仮名で書くと理解することができないと認められるものについては、「常用漢字表」にない漢字をそのまま用いる。この場合、漢字には振り仮名を付ける。

(例)

きょ あん分  瑕疵かし 管きょ かん養 強かん 素 

(一部改正…56年287号・22年96号)

2 常用漢字表の音訓の使用上の注意事項

(一部改正…56年287号)

(1) 「常用漢字表」の音訓の使用については、次の事柄に留意すること。

ア 次のような代名詞は、漢字で書く。

(例)

彼 何 僕 私 我々

イ 次のような副詞及び連体詞は、原則として、漢字で書く。

(例)

(副詞)

余り 至って 大いに 恐らく 概して 必ず 必ずしも 辛うじて 極めて 殊に 更に 実に 少なくとも 少し 既に 全て 切に 大して 絶えず 互いに 直ちに 例えば 次いで 努めて 常に 特に 突然 初めて 果たして 甚だ 再び 全く 無論 最も 専ら 僅か 割に

(連体詞)

明くる 大きな 来る 去る 小さな 我が(国)

ただし、次のような副詞は、原則として、仮名で書く。

(例)

かなり ふと やはり よほど

ウ 次の接頭語は、その接頭語が付く語を漢字で書く場合は、原則として、漢字で書き、その接頭語が付く語を仮名で書く場合は仮名で書く。

(例)

御案内(御+案内) 御挨拶(御+挨拶) ごもっとも(ご+もっとも)

エ 次のような接尾語は、原則として、仮名で書く。

(例)

(惜しもなく)

ども(私ども)

ぶる(偉ぶる)

(弱)

(少な)

オ 次のような接続詞は、原則として、仮名で書く。

(例)

おつて かつ したがつて ただし ついては ところが ところで また ゆえに

ただし、次の4語は、原則として、漢字で書く。

及び 並びに 又は 若しくは

カ 助動詞及び助詞は、仮名で書く。

(例)

ない(現地には、行かない。)

ようだ(それ以外に方法がないようだ。)

ぐらい(二十歳ぐらいの人)

だけ(調査しただけである。)

ほど(三日ほど経過した。)

キ 次のような語句を、( )の中に示した例のように用いるときは、原則として、仮名で書く。

(例)

ある(その点に問題がある。)

いる(ここに関係者がいる。)

こと(許可しないことがある。)

できる(だれでも利用できる。)

とおり(次のとおりである。)

とき(事故のときは連絡する。)

ところ(現在のところ差し支えない。)

とも(説明するとともに意見を聞く。)

ない(欠点がない。)

なる(合計すると1万円になる。)

ほか(そのほか…、特別の場合を除くほか)

もの(正しいものと認める。)

ゆえ(一部の反対のゆえにはかどらない。)

わけ(賛成するわけにはいかない。)

……かもしれない(間違いかもしれない。)

……てあげる(図書を貸してあげる。)

……ていく(負担が増えていく。)

……ていただく(報告していただく。)

……ておく(通知しておく。)

……てください(問題点を話してください。)

……てくる(寒くなつてくる。)

……てしまう(書いてしまう。)

……てみる(見てみる。)

……てよい(連絡してよい。)

……にすぎない(調査だけにすぎない。)

……について(これについて考慮する。)

(一部改正…56年287号・22年96号)

(2) 「常用漢字表」の範囲内の音訓によつては、漢字で書き表せない言葉は1の(1)に定める標準に準じて書換え又は言換えをする。

(例)

質す→質問する。

(一部改正…56年287号・22年96号)

3 常用漢字表の字体の使用上の注意事項

「常用漢字表」の字体の使用については、「常用漢字表」に定める「字体についての解説」に従うこと。

(改正…56年287号)

4 送り仮名の付け方使用上の注意事項

(1) 単独の語

ア 活用のある語は、「送り仮名の付け方」(昭和48年内閣告示第2号)の本文の通則1の「本則」・「例外」及び通則2の「本則」の送り仮名の付け方による。

イ 活用のない語は、送り仮名の付け方の本文の通則3から通則5までの「本則」・「例外」の送り仮名の付け方による。

ウ 表に記入したり、記号的に用いたりする場合には、次の例に示すように、( )の中の送り仮名を省く。

(例)

(れ) 曇(り) 問(い)

(え) 終(わり) 生(まれ)

(一部改正…22年96号)

(2) 複合の語

ア イに該当する語を除き、送り仮名の付け方の本文の通則6の「本則」の送り仮名の付け方による。ただし、活用のない語で、読み間違えるおそれのない語については、送り仮名の付け方の本文の通則6の「許容」の送り仮名の付け方により、次の例に示すように送り仮名を省く。

(例)

明渡し 預り金 言渡し 入替え 植付け 魚釣用具 受入れ 受皿 受持ち 受渡し 渦巻 打合せ 打合せ会 打切り 内払 移替え 埋立て 売上げ 売惜しみ 売出し 売場 売払い 売渡し 売行き 縁組 追越し 置場 贈物 帯留 折詰 買上げ 買入れ 買受け 買換え 買占め 買取り 買戻し 買物 書換え 格付 掛金 貸切り 貸金 貸越し 貸倒れ 貸出し 貸付け 借入れ 借受け 借換え 刈取り 缶切 期限付 切上げ 切替え 切下げ 切捨て 切土 切取り 切離し 靴下留 組合せ 組入れ 組替え 組立て くみ取便所 繰上げ 繰入れ 繰替え 繰越し 繰下げ 繰延べ 繰戻し 差押え 差止め 差引き 差戻し 砂糖漬 下請 締切り 条件付 仕分 据置き 据付け 捨場 座込み 栓抜 備置き 備付け 染物 田植 立会い 立入り 立替え 立札 月掛 付添い 月払 積卸し 積替え 積込み 積出し 積立て 積付け 釣合い 釣鐘 釣銭 釣針 手続 問合せ 届出 取上げ 取扱い 取卸し 取替え 取決め 取崩し 取消し 取壊し 取下げ 取締り 取調べ 取立て 取次ぎ 取付け 取戻し 投売り 抜取り 飲物 乗換え 乗組み 話合い 払込み 払下げ 払出し 払戻し 払渡し 払渡済み 貼付け 引上げ 引揚げ 引受け 引起し 引換え 引込み 引下げ 引締め 引継ぎ 引取り 引渡し 日雇 歩留り 船着場 不払 賦払 振出し 前払 巻付け 巻取り 見合せ 見積り 見習 未払 申合せ 申合せ事項 申入れ 申込み 申立て 申出 持家 持込み 持分 元請 戻入れ 催物 盛土 焼付け 雇入れ 雇主 譲受け 譲渡し 呼出し 読替え 割当て 割増し 割戻し

イ 活用のない語で慣用が固定していると認められる次の例に示すような語については、送り仮名の付け方の本文の通則7により、送り仮名を付けない。

(例)

合図 合服 合間 預入金 編上靴 植木 (進退)伺 浮袋 浮世絵 受入額 受入先 受入年月日 請負 受付 受付係 受取 受取人 受払金 打切補償 埋立区域 埋立事業 埋立地 裏書 売上(高) 売掛金 売出発行 売手 売主 売値 売渡価格 売渡先 絵巻物 襟巻 沖合 置物 奥書 奥付 押売 押出機 覚書 (博多)織 折返線 織元 織物 卸売 買上品 買受人 買掛金 外貨建債権 概算払 買手 買主 買値 書付 書留 過誤払 貸方 貸越金 貸室 貸席 貸倒引当金 貸出金 貸出票 貸付(金) 貸主 貸船 貸本 貸間 貸家 箇条書 貸渡業 肩書 借入(金) 借受人 借方 借越金 刈取機 借主 仮渡金 缶詰 気付 切手 切符 切替 組合員 切替日 くじ引 組合 組入金 組立工 倉敷料 繰上償還 繰入金 繰入限度額 繰入率 繰替金 繰越(金) 繰延資産 消印 月賦払 現金払 小売 小売(商) 小切手 木立 小包 子守 献立 先取特権 作付面積 挿絵 差押(命令) 座敷 指図 差出人 差引勘定 差引簿 刺身 試合 仕上機械 仕上工 仕入価格 仕掛花火 仕掛品 敷網 敷居 敷石 敷金 敷地 敷布 敷物 軸受 下請工事 仕出屋 仕立券 仕立物 仕立屋 質入証券 支払 支払元受高 字引 仕向地 事務取扱 事務引継 締切日 所得割 新株買付契約書 据置(期間) (支出)(額) 関取 備付品 (型絵)染 ただし書 立会演説 立会人 立入検査 立場 竜巻 立替金 立替払 建具 建坪 建値 建前 建物 棚卸資産 (条件)(採用) 月掛貯金 付添人 漬物 積卸施設 積出地 積立(金) 積荷 詰所 釣堀 手当 出入口 出来高払 手付金 手引 手引書 手回品 手持品 灯台守 頭取 (欠席)届 留置 電報 取扱(所) 取扱(注意) 取入口 取替品 取組 取消処分 (麻薬)取締法 取締役 取立金 取立訴訟 取次(店) 取付工事 取引 取引(所) 取戻請求権 問屋 仲買 仲立業 投売品 並木 縄張 荷扱場 荷受人 荷造機 荷造費 (春慶)塗 (休暇)願 乗合船 乗合旅客 乗換(駅) 乗組(員) 場合 羽織 履物 葉巻 払込(金) 払下品 払出金 払戻金 払戻証書 払渡金 払渡郵便局 番組 番付 控室 引当金 引受(時刻) 引受(人) 引換(券) (代金)引換 引継事業 引継調書 引取経費 引取税 引渡(人) 日付 引込線 瓶詰 歩合 封切館 福引(券) 船積貨物 踏切 振替 振込金 振出(人) 不渡手形 分割払 (鎌倉)彫 掘抜井戸 前受金 前貸金 巻上機 巻紙 巻尺 巻物 待合(室) 見返物資 見込額 見込数量 見込納付 水張検査 水引 見積(書) 見取図 見習工 未払勘定 未払年金 見舞品 名義書換 申込(書) 申立人 持込禁止 元売業者 物置 物語 物干場 (備前)焼 役割 屋敷 雇入契約 雇止手当 夕立 譲受人 湯沸器 呼出符号 読替規定 陸揚地 陸揚量 両替 割合 割当額 割高 割引 割増金 割戻金 割安

(一部改正…50年156号・56年287号・22年96号)

(3) 付表の語

送り仮名の付け方の本文の付表の語(1のなお書きを除く。)の送り仮名の付け方による。

第6 法令形式等への準拠(第6条関係)

公文規程に定めのないものについては、法律又は政令に用いられている用語、用字、形式等の例によるものとするものである。

なお、この規定は、条例、規則、訓令及び告示を対象とするが、他の公文も事情の許す限り、これによるものとする。

第7 公文規程施行に伴う経過措置

(1) 用語関係

既存の条例、規則等その存在の永続性があるものを改正する場合、新しい方式に従つた結果、改正されない部分に用いられている用語と改正された部分に用いられているこれと同一の内容を表す用語とが書き表し方において異なることとなつても、差し支えない。(例えば、ある規則において同一の処分を表す「取消」の用語が2か所以上に用いられている場合にその一の「取消」を含む部分を改正するときは、必ずこれを「取消し」としなければならないが、他の「取消」はそのままにしておいて差し支えない。)

なお、一部改正に当たり、上述のような書き表し方の差が生ずることを避ける特別の必要がある場合には、新しい方式により統一する。

(2) 形式関係

形式についても(1)に準じて扱うこと。

第8 その他

(1) 訓令又は告示の一部改正方式

原則として新たな訓令又は告示を発することにより、同一内容の旧の訓令又は告示は、廃止されたものとする。ただし、規程形式を用いた訓令又は告示等永続性のあるものの一部改正は、一部改正の方法により行う。

(2) 公文規程施行上の疑義

公文規程又はこの通知について、事務執行上疑義が生じたときは、文書課長(文書課文書係)に協議又は照会すること。

(一部改正…24年2号)

渋谷区の公文作成の基準に関する規程の解釈及び運用方針について

昭和44年3月31日 渋総総発第62号

(平成24年4月10日施行)

体系情報
第5章 制/第5節
沿革情報
昭和44年3月31日 渋総総発第62号
昭和49年3月30日 渋総総発第73号
昭和50年5月30日 渋総総発第156号
昭和56年12月1日 渋総総発第287号
平成10年3月17日 渋総総発第118号
平成22年12月28日 渋総総発第96号
平成24年4月10日 渋総文発第2号