松濤美術館で展覧会「斎藤茂吉-歌と書と絵の心」が始まります

  • 更新日:
    平成30年2月6日
斎藤茂吉(1882~1953)は近代日本文学において優れた業績のある人物です。歌人、作家そして精神科医でもあった茂吉は、明治15年5月14日、山形県金瓶(かなかめ)(現山形県上山市(かみのやまし))に守谷伝右衛門の三男として生まれました。茂吉は40~50代にかけて自宅のある青山から道玄坂の鰻店「花菱」によく通ったように、渋谷との関係も深く、渋谷に関する歌も数多く作りました。
正岡子規の精神を継いだ近代写実主義を標榜する短歌結社アララギの中心人物として、自らも独自の写生説をうちたてた歌人ですが、幼少より絵画作品に興味を持ち、それに関する多くの美術批評も執筆しました。また、ドイツ留学時代に持ち帰った複製画を歌誌「アララギ」の表紙に使い、一枚一枚に丁寧な解説文を書いており、そこには茂吉の絵に対する深い愛着と、鋭い批評眼がみてとれます。
 そして、終戦後の1946(昭和21)年から1947(昭和22)年にかけての山形県大石田町滞在中には、本格的に絵筆を執り絵画作品を遺しました。本展は、茂吉の幼少期から晩年に至るまで、生涯の活動を伝える歌や書、絵画、遺愛の品、渋谷との関わりを114点の作品や資料を通して構成します。茂吉は、対象の在り方を現実的に観入り、聴き入り、そして物事の真実の姿を把握する「写生」という独自の論を確立します。こうした短歌を作るうえでの姿勢、信念は短歌だけでなく、書や絵にも表現されています。本展では、日頃、短歌に馴染みの薄い方々も、近代短歌史における茂吉の文学的世界を身近に接していただけることと思います。


本展の詳細については、別紙の資料(PDF 423KB)をご覧ください。

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サロン展「斎藤茂吉-歌と書と絵の心」

会期

  • 前期 2月11日(日曜日)~2月25日(日曜日)
  • 後期 3月3日(土曜日)~3月18日(日曜日)

開館時間

午前9時~午後5時
(最終入館午後4時30分)

休館日

2月13日(火曜日)、19日(月曜日)、2月26日(月曜日)~3月2日(金曜日)、5日(月曜日)、12日(月曜日)

入館料

無 料
 

内容についての問い合わせ

松濤美術館(電話:03-3465-9421、FAX:03-3460-6366)へ